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英国の幽霊城ミステリー

織守きょうや

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784767831367
ISBN 10 : 4767831369
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ハットフィールド・ハウスでは、エリザベス1世が少女の姿で現れる。ロンドン塔では、処刑されたアン・ブーリンが首のない姿で徘徊する。今なお城をさ迷う幽霊たちの物語の中に、英国の歴史を読み解く鍵がある。

目次 : ウィンザー城と25人の幽霊/ キンボルトン城とキャサリン・オブ・アラゴン/ ロンドン塔に囚われたものたち/ 愛憎劇の舞台ハンプトン・コート宮殿/ 女王の少女時代とハットフィールド・ハウス/ スコットランド女王メアリーの足跡をたどる/ 惨劇の舞台ホリールードハウス宮殿/ 伝説と秘宝の宝庫グラームス城/ 幽霊の町エディンバラとエディンバラ城/ 列聖された王と英国一悪名高い王の伝説/ 人気観光スポットの血塗れの歴史/ 昼夜問わずゴーストに会える廃城ベリー・ポメロイ城/ 現役の宮殿に住むゴーストたち

【著者紹介】
織守きょうや : 1980年ロンドン生まれ。2013年『霊感検定』(講談社)でデビュー。2015年『記憶屋』(KADOKAWA)で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。『花束は毒』(文藝春秋)で第5回未来屋小説大賞を受賞

山田佳世子 : 甲南女子大学文学部英米文学科卒業後、住環境福祉コーディネーターとして住宅改修に携わる。その後、町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー卒業、輸入住宅に従事する工務店で設計プランナーとして経験を積み、二級建築士取得。現在はフリーの住宅設計プランナーとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    英国の邸宅建築は結構好きで写真集も持っているが、屋敷と幽霊譚に絞った本は初めて。日本では城館に取り憑いた怨霊はいつまでも祟るものだが、英国では出るだけで悪さはせず今も人が住む館に同居するのが珍しくないとは。しかも原因となった事件は、妻の目前で夫を殺したり捕虜を地下牢で餓死させるなど、洒落にならない残酷な事例が多いのに。これだけの違うのは国民性の差異もあろうが、むしろ築数百年も珍しくない館に住み続けるなら「幽霊のひとつやふたつ居て当然」と達観しているのか。M・R・ジェイムズの怪談が生まれた根源を見たようだ。

  • ままこ

    惨劇と愛憎渦巻く舞台となった実在する幽霊城。ヘンリー8世を取り巻く王妃たちの処刑は理不尽さが目立つ。数奇な運命を辿った人たちの背景を、城を通して紐解いていく英国王朝ミステリー。幽霊を恐れながも尊重し共存している英国人の姿勢と歴史が見て取れる。建物雑誌に連載されたエッセイ形式の作品。山田佳世子さんの雰囲気ある美しいイラストが素敵。

  • hit4papa

    幽霊が出没するお城にスポットを当て、そのお城の歴史的な位置付けや、幽霊と噂される人々の生前の物語を紐解いていく著書です。登場人物は主に英国王室の方々で、この世に未練を残したであろう逸話は興味深いです。英国の歴史に興味を持つきっかけにはなるでしょう。エリザベス1世のお父様へンリー8世と王妃たちの悲劇については調べてみたい!彼の国の人々は、幽霊に対して寛容であるのは知っていますが、幽霊そのものもそれほど悪さをしないようです。まさにお国柄。有名なウインザー城やバッキンガム宮殿にも、今なお出没するそうです。

  • TATA

    暑い毎日なのでこういった本を読んでみる。バッキンガム宮殿、ウィンザー城にエジンバラ城、どこのお城も牢獄とか処刑場とか血生臭い歴史があって、そりゃ幽霊の一人や二人出てくるでしょということ。あとはゴシップ好きな人達だもの、きっと愛すべき幽霊さん達なんでしょう。私も行ったところがいくつか。そういえばあの時肩を触られたような気がしたり、シャッターが切れなかったりしたような、なーんて。うん、英国のステキなガイドブックです。あと、ヘンリー8世とアン・ブーリンはこの世界でのチャンピオンなんですねー。

  • Nyah

    ロンドン生まれの織守きょうや氏が英国の幽霊と城にまつわる歴史と、そこに隠された秘密を紐解く。山田佳世子氏のイラストが美しい。城ツアーで観光客が声を聞いたり、姿を見たりする事もあるらしい。各城の見取り図と目撃される幽霊の位置が描いてある。/CASE1 ウィンザー城と25人の幽霊、CASE2キンボルトン城とキャサリン・オブ・アラゴン、CASE3ロンドン塔に囚われたものたち、CASE4愛憎劇の舞台ハンプトン・コート宮殿〜CASE13現役の宮殿に住むゴーストたち+ラドロー城、バルモラル城。/知らない🏰に沢山👻

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