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悲鳴だけ聞こえない

織守きょうや

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575245615
ISBN 10 : 4575245615
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

「悲鳴だけ聞こえない」パワハラ告発があった企業から調査を依頼された木村と高塚だが、投書は匿名で加害者も被害者もわからず調査は難航。悲鳴をあげているのは意外な人物だった―。「河部秀幸は存在しない」弁護士が詐欺に加担していると相談を受けた木村たち。その中には知人の弁護士の名前も。さらには、木村に騙されたと主張する被害者まで現れてしまう。「依頼人の利益」破産したのに生活を見直さない依頼人に困った木村。破産管財人に嘘をつき通せるのか!?依頼人のために高塚が考えた倫理的にギリギリのウルトラCとは!?―他二篇を収録。

【著者紹介】
織守きょうや : 1980年、イギリス・ロンドン生まれ。早稲田大学法科大学院卒。元弁護士。2013年、第14回講談社BOX新人賞Powersを受賞した『霊感検定』でデビュー。15年『記憶屋』が第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞し、映画化される。21年『花束は毒』が第5回未来屋小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    以前から気になっていた織守 きょうや、初読です。 タイトルからホラーっぽい内容かと思いきや、弁護士お仕事小説、連作短編集でした。オススメは、『上代礼司は鈴の音を胸に抱く』です。 著者の他の作品も読んでみようと思います。 https://www.futabasha.co.jp/book/97845752456150000000?type=1

  • パトラッシュ

    庶民の生活に法律が介入すると、どうしても無味乾燥な条文と渦巻く感情の間に齟齬や反発が生まれる。そこで双方納得する落としどころを探るのが民事弁護士の仕事であり、法と現実が衝突して発生する聞こえない悲鳴を聞き取らねばならない。新人弁護士の木村は悲鳴聞き取りのプロである先輩の高塚のやり方を間近に見て、合法の範囲内で巧みに解決する技術を学び取っていく。パワハラ、詐欺、相続、破産など誰にでも起こる事態に対し、依頼人の利益を尊重しながら揉め事なく収める手腕は人の心を熟知するからだ。むしろ真の主人公は高塚かもしれない。

  • タイ子

    木村&高塚弁護士シリーズ第3弾。前2作のような濃いミステリではないので物足りなさも覚えながら次第に面白くなってくる。新人の木村弁護士の自信のなさを高塚弁護士がカッコよくサポートしていくのは相変わらずだが、少しづつ成長を見せる木村の姿が頼もしく見えてき始めた。弁護士に依頼する5件の案件。会社の上司によるパワハラ、弁護士の名刺を使った詐欺事件、遺言状に対する家族の言い分など。どれも珍しくない案件だけに興味深い。弁護士たちが鮮やかに解き明かす結末にスッキリ。まだ続いて欲しいシリーズ。

  • ma-bo

    新米弁護士木村と先輩弁護士高塚シリーズ第3弾。最初は短編集、2作目は長編。そして今回はまた短編に。会社内パワハラ、遺言状、自己破産、遺産相続等の相談。一生懸命だが依頼者に寄り添いすぎるきらいのある木村に、冷静な先輩高塚がサポート&アドバイス。作者の織守きょうやさんは女性だったんですね。

  • みかん🍊

    織守さんだしタイトルと装丁にホラーだと思って読んでいる間もこれはきっと実は地縛霊の仕業だとか思っていたら連作短編集のリーガルミステリではあるが怖くはなかった、若い弁護士木村が関わるパワハラ、詐欺、遺言状、自己破産、遺産相続の案件、弁護士は様々な案件に関わるから経験や知識が必要な仕事、木村弁護士は依頼人に寄り添い依頼人の利益を優先して動いてくれるいい弁護士です、金儲け主義の悪徳弁護士もいる中、何かあったらこういう弁護士にあたりたい、シリーズ物とは知らず3から読んでしまったので他も読んでみたい。

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