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ゆびさき怪談(仮)Php文芸文庫

織守きょうや

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569901428
ISBN 10 : 4569901425
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

祖母から「開けてはいけない」と言われていた引き出しの中身とは…「引き出し」(織守きょうや)、母の死を知らせる兄からの電話。けれど、その死の真相は…「兄弟の電話」(澤村伊智)。体験入部で先輩から手渡されたのは、刀やカッター。部員が全員死んでしまう、その部活動の名前は…「部」(百壁ネロ)、十四人の実力派作家が集結!一四〇字以内で綴られた、恐ろしいのに癖になるホラー掌編アンソロジー。文庫オリジナル。

目次 : 黒の章/ 黄の章/ 赤の章/ 青の章

【著者紹介】
岩城裕明 : 2008年、『ようこそ、ロバの目の世界へ。』で第6回講談社BOX新人賞流水大賞優秀賞受賞。2014年、『牛家』で第21回日本ホラー小説大賞佳作。2015年からサークル「薄禍企画」主宰

藍内友紀 : 2017年、『スターダスト・レイン』で第5回ハヤカワSFコンテスト最終候補

一田和樹 : 2010年、『檻の中の少女』で第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞

井上竜 : 2009年、講談社BOX新人賞流水大賞佳作。2011年、講談社BOX新人賞Powers佳作。2017年、第4回クリエイティブメディア出版コンテスト児童書部門準大賞受賞

織守きょうや : 2012年、『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powers大賞、2015年、『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞受賞

最東対地 : 2016年、『夜葬』で第23回日本ホラー小説大賞読者賞受賞

ササクラ : 2012年、『緋色のスプーク』で第5回講談社BOX‐AiR新人賞受賞

澤村伊智 : 2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは『ぼぎわん』)で第22回日本ホラー小説大賞大賞、2019年『学校は死の匂い』で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞

白井智之 : 2014年、『人間の顔は食べづらい』で横溝正史ミステリ大賞最終候補

百壁ネロ : 2013年、『ごあけん アンレイテッド・エディション』で第16回講談社BOX‐AiR新人賞受賞。2017年、『母の嘘』でエプリスタサイコホラーコンテスト佳作

堀井拓馬 : 2011年、『なまづま』で第18回日本ホラー小説大賞長編賞受賞

円山まどか : 2011年、『自殺者の森』で第8回講談社BOX新人賞Powers大賞受賞

矢部嵩 : 2006年、『紗央里ちゃんの家』で第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞

ゆずはらとしゆき : 2000年、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    140字の怖い話という事で14人のホラー系作家さんによるショートショート怪談集で、同文庫の「一行怪談」と趣向がよく似ていますね。まあ内容的には実話には拘らない荒唐無稽気味の話が多くて軽いノリで楽しめますし、読んだ尻から忘れてしまうのは仕方ありませんが、それだけに何度読み返しても常に新鮮な気分で楽しめそうですね。全229編とたっぷりとある中で自分にフィーリングの合う話を見つけて楽しみましょうね。『肉』最東対地:近所にできた小さなレストランにはいつも客がいない。好奇心に負け思い切って入ってメニューを見ると…。

  • ゆみきーにゃ

    久しぶりのホラー本。短すぎて物足りない話、意味が良くわからない話、短いお話だけれど怖っ!と思うお話、と色んなお話が読めて面白かった。

  • タイ子

    帯にある「短いからこそこわい」まさにその通り。140字の中の世界観が想像するほどに広がっていく怖さ。中には私の読解力が追い付かなくて、何のこっちゃ?なのもあるが。すぐそばにある怖さほど想像できるだけにゾワリ感が増します。「痴呆症の祖父が帰ってこない。心配した矢先に帰ってきた。廊下の向こうから母の舌打ちが聞こえた」(一部省略)読友さん、紹介ありがとう!

  • sin

    ゆびさきに水泡が浮かんだ。別に痒い訳でもないが気になって針で潰してみた。化膿止めを塗って絆創膏を貼っておいたらコリコリとして膨らんできたようだ。水泡は以前より大きくなり針でついたところが赤く濁って目玉のように睨み付けてきた。それから僕は目を瞑ったままでも指を翳すと色を感じ取れる。

  • あっか

    新作。ツイートと同じ140文字以内で綴ったショートショート怪談集。コンセプトと澤村伊智さんに惹かれましたがやっぱりどれも面白い!織守きょうやさんも流石だし百壁ネロさんのチャレンジ精神も面白かった。願い、夢の跡、笑み、飛び降り、生産管理部主任、知恵袋、粘着ロマンス、この人を探しています、あれ見の儀が印象に残った。岩城裕明さん多め。逆に矢部嵩さんって何なの…頭おかし過ぎて1mmも理解できずw他の著作も多分読まない笑 おーなるほど!とか怖い!と感嘆する中、意味が分からない作品も多めでした。でも140文字は凄い。

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