Books

殴り合う貴族たち 文春学藝ライブラリー

繁田信一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784168130755
ISBN 10 : 4168130754
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan

Content Description

宮中での喧嘩、他家の従者を撲殺、法皇に矢を射掛ける……藤原道長ら有名貴族の凶悪事件を暴き、平安の貴公子像に再考を迫る意欲作。

【著者紹介】
繁田信一 : 1968(昭和43)年東京都生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。現在、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、東海大学文学部非常勤講師。専攻は歴史民俗資料学。王朝時代の天皇、貴族、庶民の姿を活写する著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • コニコ@共楽

    タイトルにどっきりです。王朝貴族は、貴公子然として暴力など無縁だと思っていたのに、いくつもの事例が出ていて権力と欲望の人間の姿が見えてきました。男性だけでなく、少なからず女性も「後妻打」などの暴力事件があったそうです。光源氏を暴力とは無関係に書いたのも、現実では見まれなかった紫式部の理想だったのかもしれません。

  • 黒猫

    平安時代の貴族たちの日常概念を覆す一冊。雅び、きらびやか、優雅、裏工作に余念がなく自分達は手を下さないで政争に明け暮れるというイメージの貴族たちだったが、藤原道長を始めとして、自らまさに鉄拳でやりあう。「貴族、やるじゃないか!」というのが正直な感想。藤原実資が書いた「小右記」に書いてあるおそらく事実だから面白い。中でも5章の藤原道長vs藤原伊周の争いが興味深い。右大臣藤原道長のやり方が余程ムカついたのか、内大臣という地位にありながら藤原伊周の暴れっぷりや凄まじい。(笑)是非ドラマでやって欲しい。

  • すくすく

    知らなかったなぁ…光る君の貴族たちの暴力ドロドロ成分はこの辺からきているのかな?と感じられる本。藤原実資が貴族のやらかした事件をこまめに書き記した小右記という書物を中心に平安時代の貴族のダークサイドをひたすらに明らかにしている。面白かった

  • 今年(2024年)の大河ドラマの舞台なので一読。優雅さもへったくれもありません。現代よりも格差が酷いというのによくもまあ庶民の大規模反乱が起きなかったものだなと変に感心してしまいます。それくらい無茶苦茶な倫理感でございます。源氏物語はあくまで夢であり理想であり、ということで。

  • 澤水月

    言葉のアヤでなく貴族本人同士ガチ殴り合い中には殺しに手を染める者も(光る君へ!)。法皇の息女が殺され晒されるだけでなく犬に…は衝撃(真犯人は“皆知ってるけど当時書かれない”がのちの今昔物語にまで伝わる)。小右記準拠なので信頼度高い。…のに、「であろう」「と思われる」などの持って回った言い回し多すぎるのだけ難点。大元は20年近く前。大河機に面白く読む

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items