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「源氏物語」のリアル(仮)Php新書

繁田信一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569855721
ISBN 10 : 4569855725
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
October/2023
Japan

Content Description

なぜ貴族たちは、『源氏物語』に夢中になったのか。それは貴族たちが、この物語に強烈なリアリティを感じたからに他ならない。『源氏物語』には、実在の人物や事件を連想させる要素が満載だったのだ。光源氏、頭中将、六条御息所、弘徽殿女御など、主役から脇役、敵役まで、モデルと考えられた人物や事件を紹介しつつ、平安貴族たちのリアルな日常を解説する。

目次 : 第1章 色好みの貴公子たちのリアル(敦道親王―光源氏の恋愛術を操る皇子/ 藤原実資―最も頭中将らしい頭中将)/ 第2章 淑やかなる貴婦人たちのリアル(藤原仁善子―六条御息所を上回る悲運の皇太子妃/ 藤原繁子―源典侍に先駆ける色好みの熟女)/ 第3章 恐るべき妃たちのリアル(藤原安子―弘徽殿女御を凌ぐ後宮の暴君/ 藤原詮子―弘徽殿大后よりも悪くて恐ろしい母后)/ 第4章 偉大なる帝王たちのリアル(村上天皇―桐壼帝よりも女性に溺れた帝王/ 禎子内親王―藤壼中宮以来の天皇の母親になった皇女)/ 第5章 男君を待ち続ける女君たちのリアル(和泉式部―夕顔のように皇子によって自宅から連れ出された女性/ 宮道列子―明石の君の幸運に現実味を与える田舎育ちの女性)

【著者紹介】
繁田信一 : 1968年、東京都生まれ。東北大学・神奈川大学の大学院を経て、神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学国際日本学部非常勤講師、博士(歴史民俗資料学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さくらさくら

    源氏物語の登場人物のモデルや当時の人々の生活や考え方のリアルが書かれている。意外だったのが、源氏物語は当時の時代小説だった事。当時のリアルを知る事でより一層源氏物語が面白くなる一冊です。

  • shikashika555

    源氏物語登場人物のモデル?と思しき実在の貴族や、作品が書かれた当時の貴族たちの解説。 源氏物語や今期の大河ドラマを見る上で 楽しく学べる副読本。 藤原道綱母と兼家についての解説と、 明石の君のモデル?としての宮道列子と藤原高藤のエピソードが 読んでいて楽しかった。 明石の君のような女性って、実在したのね。

  • 宇宙猫

    ★★★★★ 平安時代の読者が「源氏物語」の登場人物に重ね合わせるだろう人物を 当時の習慣と共に紹介。大河に重なる部分は、こういう事になるからその動機をいま作っているんだなっていうのが分かって楽しかった。女性視点の解説が多くあり、今まで読んだ本は殆ど男性目線の習慣で書かれていたと気づく。「夕顔」のように"女性が自宅から連れ出されるのは尊厳を踏みにじられる行為"など、光源氏は想像以上に酷いやつだったんだと知った。

  • 蝸牛

    各章やコラムに人物関係図を配しているのが分かり易くて良い。各章で歴史の(人の)興味深い側面を掘り下げていて読み応えがあるし、2種類のフォントを使い分ける書き方・読ませ方は話が頭にスッと入る。

  • Ryosuke Kojika

    「事実は小説より奇なり」ってことでしょうか。この著者の本は自分の専門分野からも遠い分、雑学的に知的好奇心をくすぐられる。が、『源氏物語』が当時のエンタメ以外に何かメッセージがあるかは、私の力不足で汲み取れないし、そもそも『源氏物語』を通読したことがない。ただ面白かった。

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