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夜獣使い 黒き鏡 ハヤカワ文庫

綾里けいし

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150315542
ISBN 10 : 415031554X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2023
Japan

Content Description

私が死んだら〈黒屋敷〉へ行きなさい――〈異様の敵〉と闘った末に姿を消した母の言葉に従い、冬乃ひなげしは、黒ずくめの男・鏡見夜狐と出逢う。男は、僕が探偵であるならば君は助手にならなければならない、と突如ひなげしにその役を担わせる。二人の許に、冷蔵庫で育つ胎児、落下する三つの首、幻影で人を惑わす鋼の羊など怪事が舞い込む。裏に隠れていた悪夢の正体とは? 妖しくかつ恐ろしい美麗怪異連作ミステリ!

【著者紹介】
綾里けいし : 2009年『B.A.D―繭墨あざかと小田桐勤の怪奇事件簿―』で、第11回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞。2010年、同作を改稿・改題した『B.A.D.1繭墨は今日もチョコレートを食べる』でデビューをはたす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 眠る山猫屋

    ちょっと評価が難しい。好きだけど。“何か”と闘い続けて消息を絶った母の言葉に従い、黒屋敷に逃げ込んだひなげし。助けを求めた鏡見夜狐は怪奇探偵と名乗った・・・。『夢幻紳士』を彷彿させる鏡見、助手となるひなげしを軸に短い怪異譚が続く。冷蔵庫の胎児、落下する三人の少女の首、夢を侵食する鋼の羊。極彩色の蝶を操る少女神。そして全てを操る“白い女”。天秤に釣り合う依頼しか受け(られ)ない鏡見と、意外と活躍するひなげしのコンビネーションが良い。三冊くらいかけて物語を紡いでくれたら、尚良かったのにな。

  • ワッピー

    失踪した母の遺した手紙により、「黒屋敷」を訪れた冬乃ひなげしは、黒ずくめの館の主・鏡見夜孤のもとで怪奇探偵の助手を務めることに。持ち込まれる依頼は、夜の獣を使う鏡見の対極にある獏つかいの白い女につながり、黒と白とは戦いつつ、回り回る舞を繰り広げる。怪奇と恐怖を期待して手に取ったものの、スプラッタな表現と人コワ系のストーリーに煙に巻かれた感があります。土俗と山の怪異話が好きなワッピーにはこのストーリーを読み解くにはやや教養が不足していたのでしょう。理解できる「その時」が来たら、あらためて読み直してみます。

  • よっち

    〈異様の敵〉と闘った末に姿を消した母の言葉に従い、黒屋敷にいる黒ずくめの男・鏡見夜狐と出会った冬乃ひなげし。怪異専門の探偵・鏡見は彼女を助手として事件解決に挑む怪異連作ミステリ。「依頼が僕を探偵にする」そう話す鏡見たちのもとにもたらされる、冷蔵庫で育つ胎児、落下する三つの首、幻影で人を惑わす鋼の羊といった怪事の依頼。著者さんらしい世界観でしたけど、生活力は皆無でも怪事件を見事に解き明かしてゆく鏡見の手腕があって、孤独でも真っ直ぐでパワフルなひげなしがそこに居場所を見出してゆく展開はなかなか良かったですね。

  • ツバサ

    話に乗り切れず。

  • 芙蓉

    面白かった。綾里けいしさんらしい作品だなあと思う。そしてうまく騙されてしまった。これは続編もあるのだろうか?

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