Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• よっち

  読了日：2024/06/25

  社会現象になるほどの人気を誇っていた歌姫Arielの突然の死。歌姫を推して視聴するだけだった普通の少女・七音が、彼女の代役を探すオーディションに招待されるサバイバル。もしかしたら受かるかも、会場で推しに会えるかもといった軽い気持ちで応募した結果、文字通り生き残りを賭けた死のオーディションに否が応でも巻き込まれていく七音。それぞれに思いを抱えて参加した強烈な個性を持つ少女たちとのサバイバルゲームはなかなか壮絶で、最後の究極の選択もなかなか来るものがありましたけど、その結末もまた印象的な物語になっていました。

• わたー

  読了日：2024/07/08

  ★★★★★面白かった。綾里先生がVtuberモノを書いたらこんな作品になるだろうな、と想像したものを、想像以上の凄惨さグロテスクさと推しへの憧憬や愛で塗りつぶしてくれた作品だった。なのに読後感が良いの、最早バグだろ。主人公の推している二人のネットシンガーArielと神薙。ある日突然、Arielの訃報とともに、次なる歌姫を求めて「少女サーカス」主催のオーディションの開催が告知される。どこか不穏さを感じた主人公であったが、神薙が参加を決めたことで、彼女を守るためにオーディションへ身を投じる。果たしてその

• 凜音

  読了日：2024/06/26

  読了 流石綾里けいし先生… 凄いものを見せられたな… 繰り広げられる命懸けのオーディション。 芽吹き、咲き誇り、地に堕ちるその瞬間まで全てがエンターテイメント。 少女達が魅せる、最狂の生き様と熱い想いに震え上がる物語。

• 真白優樹

  読了日：2024/06/25

  絶対的な歌姫が死んだ世界で、新たな歌姫を求めるオーディションに普通の少女が応募し始まる物語。―――血で飾り、飛び散るものが彩る舞台に、スタァは生まれる。　いっそ呆気なく、何でもない事の様に命が散る独特の凄惨さがある中に、少女達それぞれの思いが巡る物語であり、凄惨さの中にある愛が面白さを持っている物語である。一つの舞台が幕を下ろし、託された願いを受け取る少女達。何も本質は見えていない中、新たな殺し合いは起きてしまうのか。いつか彼女達は、その闇に手を伸ばせるのか。 次巻も勿論楽しみである。

• 冬野

  読了日：2024/07/17

  唯一絶対の歌姫・Arielの突然の訃報。後継者を決めるため、次なる玉座を争うことになった歌い手の少女たち。それは血で血を洗うような凄惨なデスゲームで。作者さんの真骨頂と言えるような、残酷かつ耽美かつ生々しい「推し」の物語でした。少女たちの在り方は美しく純粋で、醜くも儚く、歪んでいてひたむき。ミステリや百合要素もあり読み応えがあった。もっとシビアな結末を覚悟していたけど、個人的には優しさを感じられた。万人が発信者となりうる時代、誰しもが加害者/被害者になる可能性があると噛み締めずにいられない。星:4.5/5

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