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くうきにんげん 怪談・妖怪の本

Yukito Ayatsuji

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784265079582
ISBN 10 : 426507958X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

このほんをよんでいるいまも、きみのそばにいるかもしれない。綾辻行人と牧野千穂が、見えない魔物を描きだす。

【著者紹介】
綾辻行人 : 1960年、京都府生まれ。京都大学教育学部卒、同大学院博士後期課程修了。学生・院生時代は「京都大学推理小説研究会」に在籍する。1987年、『十角館の殺人』で作家デビュー、いわゆる「新本格ミステリムーブメント」の契機となる。1992年、『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞を受賞

牧野千穂 : 1965年生まれ。ステーショナリーメーカーの商品企画デザイナーを経て画家となる。パステルによる独特の深みのある画で書籍の装画や挿絵を数多く手がける。『魔法使いの弟子たち』(作・井上夢人)ほかで第40回講談社出版文化賞さしえ賞、絵本『うきわねこ』(文・蜂飼耳)で第59回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞

東雅夫 : 1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト。文芸評論家。1982年『幻想文学』を創刊し、2003年まで編集長を務める。現在は怪談専門誌『幽』編集顧問。著書『遠野物語と怪談の時代』で、第64回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    岩崎書店の怪談えほんは新作を心待ちにしているシリーズです。綾辻行人、本シリーズ初登場です。絵も可愛く、グロテスクな場面はないのに、じんわりと十分怖い絵本です。「くうきにんげん」とはイジメ等で完全無視することのメタファ−でしょうか?うさぎ人間とその他の動物人間の違いが気になります。こうした世界でも猫は人間になれないのでしょうか?

  • へくとぱすかる

    午後のそんなに暗くはならない時間でも、怪談は成り立つものだ。ふつうの町のように見えて、登場するのはみんな頭が動物、身体が人間という存在。全身が動物ならそんなに怖くないだろう。それでいて日常のような風景が広がるのは、かなりシュール。絵からは、明るいはずなのに奇妙に寂しい空間感がただよっている。そして文章のリフレインが、最初はさほどでもないのに、だんだん本当に怖く、それっぽく感じられてくる。そして物語の作者が綾辻さんだから、何事もないはずがない。絵本だからといって、これを読み聞かせしたらこわいよ。

  • Aya Murakami

    図書館本 くうきのように目に見えなくてちょっとした隙間から忍び込むくうきにんげん。しかも人を殺してしまうそうです。殺し方は密室殺人ですね。 殺された人間はくうきにんげんになるそうです。目に見えなくなって誰にも気づいてもらえない。やっぱり遺族は葬式とかやるのでしょうか?家族に気付いてもらえず自分の葬式が淡々と進められるのはどんな気持ちだろう?泣いても叫んでも気づいてもらえないところに他のくうきにんげんがやってきてこうささやくのかも?「誰にも気づいてもらえないぜ。それより他の人間ころしに行こうや」

  • やすらぎ

    夏が過ぎて、窓を開けると心地よい風が入ってくる。とても気持ちよくて、深く息を吸いこんで、遅い秋を感じられるはずなのに、この絵本を読むと少しゾワゾワしてしまう。密室にいると空気が重く感じるときがあるけれど、そんな息苦しさを抱きながら生きるしかない「くうきにんげん」になんて、誰もなりたくないだろう。誰からも認識されず、姿も声も温もりも雲一つない空に吸い込まれていくようで、右の手も左の手も助けてくれないまま絶望感に覆い尽くされて終わってしまう。怖さだろうか、孤独や別離だろうか、読者それぞれの感性に託されている。

  • KAZOO

    これも怪談えほんシリーズの1冊で綾辻さん作で絵が牧野さんの本です。最初からこの世界が静止したような感じですね。人間らしい人物は全然出てこないで、動物の頭の人ばかり。この主人公も兎の頭をしていて一種異様な感じです。この本では絵よりも話が怖い感じがしました。

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