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冷たい恋と雪の密室 一般書

綾崎隼

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591183427
ISBN 10 : 4591183424
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2018年1月11日。
新潟県三条市で、JR信越線が大雪で立ち往生するという事件が発生。
高校生男女たちも電車に閉じこめられ、
15時間”密室”となった車内で、熱い恋が動き出す‥‥!
実際に起きた事件を基に、ラストの思いがけないどんでん返しまで鮮やかに描き切る、綾崎隼、待望の恋愛ミステリ。

センター試験2日前、歴史に残る最強寒波が新潟県全域を襲った。
放課後、受験勉強を終えた三条市の高校三年生、石神博人は大雪の中、最寄りの三条駅に着いたが大混雑で電車は全然来ない。自宅のある帯織駅までは2駅とはいえ約7キロあり、この天候で歩いて帰るのは難しい。
18時過ぎ、やっと来た電車に乗り込むと、大混雑の車内で偶然地元の友人、櫻井静時と遭遇する。久々の再会を喜んでいるとき、そのスマホに博人が想いを寄せる幼馴染み、三宅千春からメッセージが届いたのを見てしまう。しかも静時は気づいたはずなのにメッセージを開かず、通知は300を超えていた。密かに動揺する博人だったが、同じ電車に千春も乗っていて‥‥?
はからずも雪の密室に囚われた夜、高校生たちは誰かを強く想った。逃げ出すことさえ許されない電車内で、祈るように未来を思った。
――これはそんな夜に起きた、たった一晩の、まだ愛には至らない恋の物語。
装画:orie


■著者プロフィール
綾崎 隼(あやさき・しゅん)
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『盤上に君はもういない』『この銀盤を君と跳ぶ』(KADOKAWA)、『死にたがりの君に贈る物語』(ポプラ社)など著作多数。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    綾崎 隼、初読です。いきなり中表紙に新潟県の地図が掲載されていて何かと思ったら、舞台は新潟県三条市、著者は新潟県出身で、納得感と親近感が湧きました。恋愛ミステリというよりも、青春恋愛譚 、武者小路実篤の『友情』オマージュ小説でした。最期のメッセージのやり取りは圧巻ですが、今時の高校生がこんなにピュアな純愛をするものでしょうか❓ https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008472.html

  • モルク

    新潟県のJR信越線で大雪のため電車が立ち往生し停車、乗客が15時間以上も列車の中に閉じ込められたという実際にあったことに基づいた高校生の恋愛話。センター試験を2日後に控えた中、受験生である幼馴染みの3人の高校生の愛と友情。この女子高生千春が個性的でもありその愛を求める姿はなかなか強烈。愛することにぶれず、運命永遠の愛を求め信じて強引にグイグイいく。その分、読んでいる私はひいてしまった。男子ふたりの相手を思いやる優しさには感動した。でもこれはミステリーではないよね。

  • ゆみねこ

    2018年1月11日、記録的な大雪に見舞われた新潟県三条市でJR信越線が立往生した。閉じ込められた列車の中にはセンター試験を2日後に控えた3人の受験生が。これは恋物語ですね😅帯織駅が最寄りの3人という設定にしないと成り立たない物語なので仕方ないかなと思ったのですが、帯織は旧栄町で農村地帯。3人の家業があの地で三代続いて云々という辺りでリアルな舞台を知るものとしては内容に没頭出来ず…。千春の愛情は強すぎて怖くも。若い方が読むとまた違った感想になるかな?

  • えんちゃん

    電車は動かないけれど、恋心は加速する。センター試験を間近にひかえた1月の夜。新潟の信越本線で、大雪の為に足止めを余儀なくされた電車の中。いわば『雪の密室』の中で繰り広げられる、3人の幼なじみ高校生の友情と恋愛の群像劇。どう着地するのか。こちらは歯ぎしりギシギシですよ。若者だもん、愛なんて言葉を躊躇わずに言えちゃうんだよね。自分のセンターも大雪だった。雪国あるある。ま、とりあえずみんな受験頑張って!

  • えみ

    全く甘くない恋に囚われて、身動きできない3人の高校生の複雑な恋模様。三宅千春、石神博人、櫻井静時。綺麗なお手本のような三角関係が豪雪で止まってしまった電車の中で静かに崩れていく。この小説はとにかくヒロイン千春が何よりも恐ろしい。物事の受け止め方や考え方が人とは違う。常識から外れているどころのレベルじゃない。サイコパス、なの?と問いたいくらい。幼馴染を好きになる甘酸っぱさはなく、青春の爽やかさもない。そこにあるのは真っ直ぐすぎて持て余し気味の愛という罪。優しさの塊、石神博人に幸せになってほしいと心から願う。

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