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当事者研究の誕生

綾屋紗月

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130664103
ISBN 10 : 4130664107
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「当事者研究ってなんだろう?」当事者研究を生み出した「周縁化された経験」とは何だったのか。障害者運動や依存症自助グループなどの系譜の中に当事者研究を定位し、著者自身の研究を再訪する。

目次 : 第1部 当事者活動における当事者研究の歴史的位置づけ(力を取り戻す―難病患者・障害者運動の系譜/ 無力を認める―依存症自助グループの系譜/ 当事者研究の誕生―ふたつの当事者活動の系譜の合流)/ 第2部 周縁者としての自閉スペクトラム者の当事者研究(障害者運動からみた自閉スペクトラム症概念批判/ 身体的自己感の当事者研究/ 自己身体を基点とした社会変革としての情報保障/ 置き去りにされた過去と歴史的自己感の当事者研究)/ 第3部 当事者研究の方法論的検討(未来へ向けて:当事者研究を仲間に伝える実践)

【著者紹介】
綾屋紗月 : 東京大学先端科学技術センター当事者研究分野准教授、当事者研究会「おとえもじて」主宰。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士後期課程修了、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひつまぶし

    熊谷の『当事者研究』を当事者研究の当事者側から位置付けた内容。障害者運動と自助グループ、二つの源流の中に当事者研究を位置付ける整理は同じ。自身についての「当事者研究」の成果のまとめがあり、方法論的検討でしめるという構成。まずはこのような分野を確立したことに意義があるか。しかし、自己理解を深める際の他者理解はあまり示されていない気がする。自助グループ寄りの立ち位置。究極的には社会適応が優先されがちなのかもしれないが、社会モデルによる障害の解消ではなく、他者への違和感や批判を展開する余地があるのではないか。

  • takao

    ふむ

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