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#真相をお話しします

結城真一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103522348
ISBN 10 : 4103522348
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan

Content Description

家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。
不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と
名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。
子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。
でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、
昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、
いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。

【著者紹介】
結城真一郎 : 1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年に同作でデビュー。2020年に『プロジェクト・インソムニア』を刊行。同年、小小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録される。2021年には「#拡散希望」(「小説新潮」掲載)で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同年、3冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    話題作を漸く読めました。結城 真一郎、2作目です。イマドキッポイ二段オチのミステリ短編集、純粋なエンタメとして気楽に楽しめます。オススメは、『惨者面談』&第74回 推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作『#拡散希望』です。 https://www.shinchosha.co.jp/special/shinso/

  • ちくわ

    第一話で意表を突かれたので、この後のエピソードもこの手の『実は』怖い話なんだろうと身構えながら読む。あくまで個人の感想だが、設定は今風に仕上がっているが、骨格は昔からある『ミスリードを誘いつつ、最後にどんでん返しを喰らわす』オーソドックスなスタイルに思えた。自分はミステリーを読まないド素人なので分からないが、愛好家には結末を先読みされ易そうではある。試しにクリスティをこよなく愛する読書の鬼(=嫁)にも読んでもらったが、お気に召さなかったようだ。嫁「緻密じゃないよねコレ…」 以上がオレが話せる#真相である。

  • まこみや

    評判なので読んでみた。一言で言えば、受験秀才の書いたパズルミステリーという感じだ。家庭教師仲介業、マッチングアプリ、不妊治療、精子提供、リモート飲み会、YouTuber、と流行の話題を材料にして読者を引っ張っていき、最後に予測を大胆に覆して予期せぬ地点に着地させる。その手並みはあたかも出来の良い受験生が解いた証明問題の答案のように周到に計算されていてあざといまでに鮮やかだ。読み手の心に重苦しく付き纏う情念なぞは薬にしたくてもない。何とそうきたか。サクサクと読んで、読者はただ騙されることを楽しめばよい。

  • うっちー

    どの短編も、先に先にと読みたくなります

  • はにこ

    この時代に合った短編集。伏線の回収も上手。それでもきっと数ヶ月後には内容忘れてそう。短編だからというのももちろんあるんだけど、印象にあまり残らない。読みやすいので暇つぶしには良いのかも。

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