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難問の多い料理店

結城真一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087718706
ISBN 10 : 4087718700
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

『#真相をお話しします』で大ブレイクした結城真一郎が2年ぶりに仕掛ける、
笑いあり、驚きあり、そして怖さあり……の摩訶不思議な本格ミステリ、ここに爆誕!!
――どなたもどうかお読みください。決してご遠慮はありません。

こんなミステリを、私たちはずっと待っていた!!
ビーバーイーツ配達員として日銭を稼ぐ大学生の「僕」は、注文を受けて向かった怪しげなレストランで、オーナーシェフと出会う。
彼は虚空のような暗い瞳で、「お願いがあるんだけど。報酬は1万円」と、嘘みたいな儲け話を提案し、あろうことか僕はそれに乗ってしまった。
そうして多額の報酬を貰っているうちに、僕はあることに気づく。
どうやらこの店は「ある手法」で探偵業も担っているらしい、と。
不自然な焼死体が出たアパート火災、空室に届き続ける置き配、 謎の言葉を残して捕まった空き巣犯、なぜか指が二本欠損した状態の轢死体……。
オーナーは、配達員に情報を運ばせることで、どんな謎も華麗に解いてしまう。
そして、配達員にこう伝えるのだ。
――「口外したら、命はない」と。

【著者略歴】
結城真一郎(ゆうき・しんいちろう)
1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞してデビュー。2021年「#拡散希望」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。「#拡散希望」を収録した『#真相をお話しします』で、2023年本屋大賞ノミネート。その他の著書に『プロジェクト・インソムニア』『救国ゲーム』がある。

【著者紹介】
結城真一郎 : 1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第五回新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。2021年、「#拡散希望」で第七四回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2023年、『#真相をお話しします』が本屋大賞にノミネートされ、一躍話題に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    結城 真一郎、4作目です。本作は、Uber Eatsもどき連作短編集でした。オススメは、『異常値レベルの具だくさんユッケジャンスープ事件』&『知らぬが仏のワンタンコチュジャンスープ事件』です。私は、割高で何だかんだで冷めていて、本書の様なリスクもあるので、Uber Eatsを決して頼みません(笑) https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771870-6

  • パトラッシュ

    人は謎があると真相を知らずにはおれない。テイクアウト専門レストランのイケメンオーナーシェフは、思わぬ事件に出くわした配達員から事情を聞くや簡単に謎を解いていく。語られる解決は鮮やかで、全く証拠はないが真実は他にないと納得させられる。しかし彼らはシェフ自身の頭脳と不可解さに心を奪われ、シェフという大きな謎を解きたくなる。このため収録6編ともカタルシスなく終わるが、シェフは人ではないと考えれば思い当たる。ファウストの望みをかなえる代償に魂をもらうメフィストフェレスそのものであり、レストランは魂の狩り場なのだ。

  • イアン

    ★★★★★★★★☆☆宮沢賢治の名作になぞらえた結城真一郎の連作短編集。UberならぬBeaverEatsで料理を提供するゴーストレストラン。しかしそれは特定の料理の組合せで依頼を受注する探偵社の仮の姿だった――。自ら火災現場に突入した女、指無き轢死体、不可解な空き巣犯。特別任務を課せられた配達員がもたらす情報だけでオーナーが真相を推理していく。「とある筋」が有能過ぎてそいつらに任せれば?と思わなくもないが、古典的ともいえる安楽椅子探偵のスタイルを最新のデリバリーシステムと掛け合わせた発想がユニークな良作。

  • ALATA

    タイトル買いの一冊。勝手にあの宮沢さんの童話を想像してたのでチョット戸惑う。謎のレストランシェフとビーバーイーツ配達員が事件の真相に迫るミステリー。食い合わせの悪いオーダーで「隠しコマンド」発令するとどんな難問も解いてしまう…とんでも設定が美味いです。ただ、日常系の謎が濃いめの味付けで調理した感じですが少しパンチ不足でした★2安楽椅子探偵ものだがちょっとほろ苦い。私としては円紫師匠のようなユーモアがあるのが好み。

  • ひさか

    小説すばる2022年5月号転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件、8月号おしどり夫婦のガリバタチキンスープ事件、11月号ままならぬ世のオニオントマトスープ事件、2023年2月号異常値レベルの具だくさんユッケジャンスープ事件、5月号悪霊退散手羽元サムゲタン風スープ事件、8月号知らぬが仏のワンタンコチュジャンスープ事件、の6つの連作短編を2024年6月集英社刊。まとめて読みたい!という思いがやっとかない、かなり面白い思いをしたが、ラストの知らぬが仏〜のまとまり方というか挑戦的な話が凄くて、衝撃的でした。

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