Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• こも　旧柏バカ一代

  読了日：2024/07/06

  あかん、コレは泣いてまう。皮膚に問題のあるご令嬢が自身に宿った癒しの魔法を使って相手を癒すのだが、、心理カウンセラーとしても有能だった。ワニの姿になってしまう王族に姿を恐れずに接客して意気投合したり。貴族令嬢なのに、教育を受けず亡くなった母の看病をして母が亡くなったら父はすぐに再婚して連れ子の妹が婚約者を寝取られてしまった。父から結婚相手を見繕われたが、ロクなのが居ない。それを聞いた主人公は母を看取った事を賞賛し、連れ子の妹の行動は軽率で継母はホゾを噛んでるだろうと予想。彼女には最もマシな家に嫁げと言う。

• よっち

  読了日：2023/09/05

  生まれつき皮膚の奇病により、周囲から『化物嬢』と呼ばれていた裕福な商家の一人娘ソフィ。皮一枚しか治すことができない魔力を使って傷を癒やし、お客様を笑顔にしてゆくハートフルファンタジー。ある日、自分がかつて日本のオカンだった過去を思い出し、一念発起して身体の傷を癒やすサロンの立ち上げを決意するソフィ。訪れてくる人々の複雑な想いに寄り添い、心を蝕んでいた傷を消したり、相手の真意を見抜いてそっと背中を押して、心の憂いも一緒に晴らしてゆくソフィの優しさがとても素敵でしたが、彼女自身もいつか幸せになって欲しいです。

• わたー

  読了日：2023/09/02

  ★★★★★もっと多くの人に知ってもらいたい。ただそれだけ。原因不明の皮膚疾患により、化物嬢と揶揄されてきた主人公。臨死体験を経てアラカンのオカンだった前世を思い出した彼女は、オカン特有の図太さと強かさを以て皮一枚で悩む人々を助けるサロンを運営していくという異世界ファンタジー。ソフィの前世が語られる初っ端のシーンからずっと涙でぐじゅぐじゅになりながら最後まで読ませてもらった。それに続く、ソフィが何故、自ら命を絶とうとしたのかという、各々が自分の大切に想う人のために行動した結果、迎えた最悪の状況がツラすぎる。

• 星野流人

  読了日：2025/05/11

  皮一枚程度しか治せない魔力により、皮膚の傷や入墨などを消すと共に、その傷を負ってサロンを訪れた人たちの人生に寄り添う物語。１話あたりの分量は短いですが、どのお話もジンも胸に沁み入る良さがありました。人と人との絆や繋がりを綺麗に描いていて、すごく感動できる作品です。個人的には「男爵令嬢アラシル」「同窓リリー」「野菜屋ヤオラ」が好きでした。情景描写なども非常に美しくて綺麗なだけに、人物名だけがめちゃくちゃ適当なのが引っかかりましたね……。名前の付け方がギャグすぎて、せっかくの世界に没入できないというか……。

• しおり

  読了日：2023/09/09

  重度の皮膚病を患うソフィが他人の皮膚のみ治せる魔法を得て、サロンを訪れる人々の心身を癒していくセラピーファンタジー。冒頭数ページで泣かされ、初患者に度肝を抜かれ、幸せな気持ちになれる作品。前世が日本でアトピーの娘を育てたオカンであることも共感しやすく納得感があった。アトピーに悩む家族と長年接してきたので、ソフィの苦しみ、まり子さんの苦労が我が事のように感じられ思わず涙が…皮膚という自分と外界の境界線が傷つき人生に迷う人々との関わりの中で、ソフィ自身も読者も癒されていく気がします。

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