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ISBN 10 : 4000612557
Content Description
難破船から放たれた壜詰の手記―。一九世紀半ばのポーから二〇世紀後半のツェランまで、ヨーロッパには、この「投壜通信」をモティーフとした詩人たちの系譜があった。「西洋の没落」という嵐のもと、反ユダヤ主義の潮流が渦巻くなか、彼らはいかに現実と対峙し、詩を解き放ったのか。言語の壁を越えて展開し、西洋近代文学史に新たな補助線を引く画期的論考。
目次 : 第1章 エドガー・ポーと美的仮象/ 第2章 ステファヌ・マラルメと「絶対の書」/ 第3章 ポール・ヴァレリーとドレフュス事件/ 第4章 T.S.エリオットと反ユダヤ主義/ 第5章 イツハク・カツェネルソンとワルシャワ・ゲットー/ 第6章 パウル・ツェランとホロコースト(上)―「死のフーガ」をめぐって/ 第7章 パウル・ツェランとホロコースト(下)―「エングフュールング」をめぐって
【著者紹介】
細見和之 : 1962年生まれ。1991年、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。ドイツ思想専攻。詩人。大阪文学学校校長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かふ
読了日:2023/10/25
takao
読了日:2021/09/09
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