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校門の時計だけが知っている 私の「校門圧死事件」

細井敏彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794205018
ISBN 10 : 4794205015
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1993
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mana

    神戸高塚高校校門圧死事件で逮捕された元教師が書いた本。生まれる前の事件なので、当時の報道は知らないけれど、解説系動画でよく取り上げられることから事件自体は知っていた。管理教育と呼ばれる時代に、遅刻への厳しい取り締まりから、女子生徒が門扉に挟まれてしまう痛ましい事件。教師への負担は相当なものなのだろうが、この本では言い訳がましくつらつらと書かれていて、残念な気持ちになった。被害に遭われた女子学生、ご遺族、当時の高校生や他の教師はどう思っていたのだろうか。

  • ただぞぅ

    1990年、神戸の高校で遅刻してきた女子高生が校門の扉に頭を挟まれて死亡した事件。センセーショナルな報道は当時小学生だった私の脳裏にも残っている。本書はこの門扉を閉めた元教師による著作であり、過激化するマスコミ報道や裁判記録などを基に私見が綴られている。“鉄則を貫くことが教育”、熱血教師らしい信念は素晴らしいが、「決まったことをしただけ」という考え方に水平・垂直思考が欠如している。また事件当時一緒に校門指導にあっていた他の教師との連携もなく、約230kgもある門扉を閉めた行為に過失がないとは言えない。

  • 有智 麻耶

    この制度を作った上が悪い。私は悪くない。当日一緒にいた教師二人にも責任はある。私は悪くない。マスコミのせいで辛かった。私は悪くない。行政に問題がある。私は悪くない。判決を出した司法にも問題がある。私は悪くない。私は多くの生徒に愛されていた。私は悪くない。私は制度にただ忠実に従っただけだ。私は悪くない。被害者が私の死角から走ってきたと思われる。私は悪くない……結局学校とは教師中心に回っているものであり、教育現場において生徒に目が向けられることはほとんどない。この事件から20年以上たった今も、何も変わらない。

  • ナリボー

    6/10 校門圧死事件の加害者による一冊。生徒を死なせた事実は消えないにもかかわらず最後まで自分は学校のルールを守ったまでという論調で、命より大事なルールとは何か全く理解が出来なかった。またやる気のない生徒や意欲のない同僚、自分を守ってくれない上司や教育委員会への不満が多く辟易とした。ただ同時に教師という職業に筆者なりに向き合っていたのであろうということも感じ取ることは出来た。

  • ツーラン

    校門に挟まれて生徒が亡くなる事件の門を閉めた教師が書いた本で当事者の気持ちがつづられていますが、一緒にいた教師2人か予想外の動きをしたとか、学校側が全部責任を押し付けた。マスコミの攻撃、久米宏は適当発言。裁判での目撃者の生徒たちの証言に反論したり。当時の生徒たちの弛緩した環境や自分が生徒たちから慕われてたかなど。やはりどうしても言い訳とか反論が主になってる感じで、当然、亡くなられた方は自分の気持ちの本も書けないので虚しい気持ちになる1冊でした。

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