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全訳源氏物語 2

紫式部 / 与謝野晶子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784043889020
ISBN 10 : 404388902X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

父院の死によって都に居づらくなった光源氏は、京を去る決意を固めた。いとおしい恋人たちとの悲しい別れを経て、意を決して須磨へ渡った源氏だが…。歌人・與謝野晶子が一生を通じて取り組んだ「源氏物語」54帖全訳。千年前に描かれた日本文学史上の最高傑作が、優しく格調高い筆致で現代に蘇る。いまなお古びることない全訳源氏物語の決定版。第二巻には「須磨」から「胡蝶」までを収録。

【著者紹介】
與謝野晶子 : 明治11年(1878)12月7日、大阪府堺市に菓子商の三女として生まれる。旧姓は鳳、本名は志よう。堺女学校に進み、「源氏物語」など古典や、尾崎紅葉、幸田露伴、樋口一葉などの小説を読む。明治33年(1900)、後に夫となる與謝野鉄幹(寛)が主宰する新詩社の「明星」に短歌を発表し、翌年には上京して処女歌集『みだれ髪』を刊行。自我の大胆な肯定と、恋愛と青春の賛歌は大きな反響を呼ぶ。明治37年(1904)、詩「君死にたまふこと勿れ」を発表。浪漫派歌人として近代短歌の開花期をもたらし、明星派を代表する歌人として活躍したほか、古典文学の口語訳や研究にも取り組み、中でも「源氏物語」には「私一生の事業」として生涯に3度取り組んだ。その最後の業績が本書(原題『新新訳源氏物語』)である。平塚らいてうらと共に女性問題にも情熱を注ぎ、教育事業にも尽力。昭和17年(1942)5月29日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    喉元過ぎれば熱さを忘れる。それに源氏は女性を不幸にしすぎだよ・・・。

  • 読書実践家

    源氏物語ではどんな場面でも美しさが際立つ。匂いまで感じられそうな優れた情景描写。平安時代の人々の暮らしがわかる。人々の人への感性、自然への感性、深い教養、今へと続く日本人に脈々と受け継がれてきたのだろうか。

  • Kei

    若紫の成長が著しい。

  • アリョーシャ

    紫式部の書きぶりが見事なのか、与謝野晶子の訳が素晴らしいのか、それとも登場人物のキャラクターが定まってこちらが読み慣れたのか。「乙女」の帖から先は、風景や人物の描写が瑞々しく読みやすかった。須磨隠栖以前は、源氏があちらこちらの女性に手を出して入れ替わりが多かったのに対して、隠栖以降は限られた女性がくり返し登場したためかもしれない。 "その不幸の「型」は、現在であっても全く古びていないのでした" "源氏物語を開けば、千年前の同類がいるのです" という酒井順子の解説は、本書の魅力をよく表していると思う。

  • のぶ

    新しい女を見ては、この娘と契りを交わしたらどんなだろうか?と思春期の中高生もドン引きするような好色ぶりを発揮していた1巻とは変わって、風景を見ても女を見ても世の無常さを感じるようになった源氏はそれ相応におっさんになったなあ、と現役のおっさんである読者は思う。とはいえ、いい歳をして親友の娘に恋心を伝えるあたりは、与謝野晶子女史が変態的と訳すのも宜なるかなという具合である。現代の権力者たちも、世の中の下らない批難には耳を貸さず、派手に遊び暮らせば良いのである。

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