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新編 怪奇幻想の文学 5 幻影

紀田順一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784775321508
ISBN 10 : 4775321501
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
荒俣宏 ,  

Content Description

幻想文学史上、不動の名作を一望する
アンソロジー、第五巻!

海外幻想文学紹介の礎石を築き、長年にわたり先導してきた紀田順一郎・荒俣宏の監修のもと、新生『幻想と怪奇』の企画・編集者が、名作を全6巻に集大成するアンソロジー。古典はもとより、20世紀半ばの準古典作品までを新訳と名訳再録でおくる。本巻では「幻影」の題のもと、生と死、現実と幻想、正気と狂気のはざまの世界の物語を収録。鏡の向こう側から幽冥の境を経て無限の庭園まで、13人の作家が目も彩な幻影の世界へと御招待!

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • timeturner

    一般的な怪奇幻想小説の範疇に収まらない作品が多くて楽しい。精神科医の書いた2作が新鮮で、特に「宇宙を駆ける男」のSFと臨床心理学の合体には驚きと感動を覚えた。女性の生き方2態を描いた「薄紫色のシンフォニー」と「森の中の死」も印象に残る。

  • 竜王五代の人

    幻影と言うと視覚的な感があって、内容からすると表題は幻覚の方がふさわしい気がした。内容はそれぞれの幻に振り回されるさまが魅惑的でよいアンソロジーだった。内容には関係ないけど、表紙の赤いふわふわ髪の女の子は、高橋葉介先生の絵柄を思い起こさせて好き。葉介先生ならもう少しふっくらしてるだろうけど。

  • kumosumeri

    ヘンリー・ダーガーを思わせて圧巻の「宇宙を駆ける男」は巻末解説が鋭く指摘する通り超自然要素がなくとも幻想文学は立派に成立する事を教えてくれる。優れた幻想作家でもある西崎憲による「八岐の園」の意欲的新訳「あまたの叉路の庭」も良い。名作揃いだが一つだけ玉に傷はエイクマン「ヴェネツィアを訪うなかれ」最後の一文がひどい誤訳としか思えないこと。詳しくはブログを参照。https://ameblo.jp/mtnkumo/entry-12935591984.html

  • もっち

    エイクマン「ヴェネツィアを訪うなかれ」目当て、読めただけでうれしいんだけど最後の一文は誤訳だと思う その他ではケラー「死んだ女」がだいぶ削ってきた リンドナー「宇宙を駆ける男」は大変読み応えがあると同時に腑分けされピン留めされていく幻想にきりと胸に痛みが走る

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