Books

秋期限定栗きんとん事件 上

Honobu Yonezawa

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488451059
ISBN 10 : 4488451055
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2009
Japan

Content Description

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。――それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい……シリーズ第3弾。

【著者紹介】
米沢穂信 : 1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回角川学園小説大賞奨励賞(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
小市民シリーズ3冊目にして、初の上下巻と...

投稿日:2021/04/08 (木)

小市民シリーズ3冊目にして、初の上下巻となります。その分ボリュームたっぷりで読み応えがありますし、切りのいい所で下巻に続くとなっているので相変わらず読みやすい作品です。前作で謎解きに突き進む小鳩くんと復讐を愛する小佐内さんは別々の道を歩くことになってしまいました。小鳩くん視点で物語が進むので、ちょっと小佐内さんの内面は分かりにくいですね。くりきんとん事件ではそれぞれに新しいパートナーが登場するので、2人のコンビが好きな私としては少しもやもやします。だけど平凡な人間と非凡な人間の対比が興味深くて、やはり面白い作品だとシミジミと思った次第です。

イック さん | 大阪府 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • W-G

    互恵関係を解消した二人に、それぞれ彼女・彼氏ができるという上手いツカミから、事件も規模が大きくなり、なんと連続放火!…とはいえ微妙なイタズラで済ませることもできる案配のボヤ。小鳩と小山内がいつ交差するのか、また、それぞれのパートナーとの顛末などは気になるが、事件の方はメタ視点で捉えると、最初から犯人は学校内の誰かに限定されてしまい、そうするとこの共通点はこういうことになって、それが可能なのはこの人か?と答えが出てしまう。ただし、承知の上で読んでも面白い設定だし、そこに小山内がどう絡むかは未知数で楽しみ。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    小佐内さん、相変わらず甘いもの食べまくりですけれど、栗きんとんがまだ出てきませんね。人間関係が複雑になってきました。でもそれは恋愛関係のようで、恋愛関係でないのですね。そう、恋愛関係というには決定的に足りないものがある。それは“passion”情熱ではないかと。小鳩くんが仲丸さんと付き合うのはなりゆき。小佐内さんが瓜野くんと付き合うのは??? 上巻での最大の疑問はこの点だ。瓜野くんはどう贔屓目に見ても小佐内さんの相手ではない。おそらく小佐内さんの掌中で転がされている。復讐が好物という小佐内さん、不気味だ。

  • まりも

    小市民シリーズの3冊目。小市民になる為の互恵関係を解消した二人がお互いに新たなパートナーを見つける所から始まる話。表面上は新しい恋人と普通の青春を過ごしているように見える二人ですが、お互いの目から離れた事で自制が効いていない感じがしますね。小鳩君の方は座席を推理で確保したりと微笑ましい所があったけど小佐内さんは普通に怖いw 何を考えているのかが全く分からないせいで小悪魔というよりもただの悪魔にしか見えないわ笑 瓜野の噛ませ犬感もすごいけど、下巻がどうなるのか楽しみです。

  • kishikan

    「夏期限定」で互恵関係を解消してしまった小鳩君と小佐内さん。「秋期限定」ではどんな展開になるのやらと思っていたら。お互い彼女彼氏ができてしまい、とかなんとかしている内、話は船戸高校の学内新聞が追う連続放火事件へと発展。なにやら不穏な空気が・・・。これは簡単に読み流すことはできない。あちこちに伏線が張られているぞ!と思っていたら、上巻最後にまた話があっと思わせる展開になります。「栗きんとん」の謎、小鳩君と小佐内さんはどうなるの、そして放火事件はどんな結末に?既に高校3年、一体下巻はどう展開するんでしょうね。

  • サンゴ

    人のつながりって分からないものだな

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items