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ISBN 10 : 4588382012
Content Description
アイヌ民族の生活の場であり、諸外国にも和人にも未知の土地であった蝦夷地は、江戸幕府による支配以降、明治政府による開拓・植民政策の開始にいたるまで、さまざまな地図や測量図、風景絵図に描かれ、表象されてきた。「異域」であった北海道周辺地域の情報はどのように収集・把握され、一般の人びとにも「国土」の一部として認識されるようになったのか。日本の北方地図史の展開をたどる。
目次 : 第1部 日本の歴史空間と「蝦夷地」(ヨーロッパおよびロシアの地図にみる蝦夷地像/ 日本図からみる蝦夷地像の変遷/ 日本図・蝦夷図にみる庶民の蝦夷地像)/ 第2部 「蝦夷地/北海道」における地域情報の収集と表象(日本における蝦夷図作製と地域情報/ 松前藩・江差沖の口役所収集の絵図にみる地域情報の把握/ 東北諸藩の蝦夷地沿岸警備と地域情報の収集/ 松浦武四郎による地域情報の収集とアイヌ民族/ 目賀田帯刀の風景画にみる蝦夷地/北海道像/ 植民都市・札幌の風景と植民地としての北海道像)
【著者紹介】
米家志乃布 : 1968年静岡県生。東京学芸大学教育学部卒業。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程比較文化学専攻中退。博士(人文科学・お茶の水女子大学)。法政大学文学部地理学科教授。法政大学第一教養部専任講師、助教授、法政大学文学部助教授、を経て現職。専門は歴史地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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