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桜小町 宮中の花 集英社文庫

篠綾子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087441499
ISBN 10 : 4087441490
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

その美しい容貌でひときわ華やかに目立つ文徳天皇の更衣・小野小町。謎多き“宮中の花”として、乱世を力強く生き抜いた女性を描く。


【著者紹介】
篠綾子 : 1971年埼玉県生まれ。2000年『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』で第4回健友館文学賞を受賞し、デビュー。05年「虚空の花」で第12回九州さが大衆文学賞佳作、19年『青山に在り』で第1回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。「更紗屋おりん雛形帖」(17年第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞)など作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 坂城 弥生

    小野小町の話って初めて読んだかも。子供の頃伝記とかで読んだかな?春日局のは読んだことあるけど。

  • ちゃいろ子

    篠綾子さんにハマっている私。 月蝕とリンクしているが、こちらは小野小町が主人公。 前作の業平同様、小野小町の魅力にも気づけて良かった。 そしてそして良岑宗貞があの安世の息子だったなんて!!ちょっと前に王朝序曲再読してたのにー。きっと姓を賜った記述あったのかな?ぼんやり人間全く気づいてない(T_T) でも、こうしてぼんやり人間も亀のような歩みとて知識は増え、、、すぐ脳の引き出しの奥深くに仕舞われてしまうけれども、、、(^_^;) 大好きな平安時代の人物たちが魅力的に生きていて楽しかった〜♪

  • ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

    美人といわれた小野小町を題にした宮中物語。三十六歌仙の一人。いつ聞いても「花の色は〜」意味深です。人生のことを言っていたのか宮中のことなのかもしれない。承和の変という大変な時代に生きた人なんだと思わせてくれました。謎の人、小野小町の見かたは色々ですね。

  • 紅香

    『花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』この歌があるがために今でもひときわ秀でて光を放つ小野小町。その反面、この歌のために絶世の美女が晩年は…、とお決まりとなっているのが私は悲しいし、悔しい。。この歌がいつ、誰のためにどんな場面で詠んだのかで歌の意味も変わると気付かせてくれた一冊。芯を持って気品に満ち溢れ、だけれども一人の人間として逞しく生命をたぎらせた女性だったと思いたい。最後の返しの一句で一挙に救われた。小野小町も、うかばれると思う。

  • りー

    今まで読んだ篠綾子さんの本の中で一番好きです。この本の小野小町は角田文衛さんの「小野小町の実像」説を踏まえて描かれており、思い出しながら読みました。時は、嵯峨帝の次、仁明帝の御世。「○○町」は、平安初期に更衣たち与えられた呼び名(「后町」=常寧殿に曹司を仕切ったことから)だそうです。六歌仙のうち、小町・吉岑宗貞=僧正遍昭・在原業平3人が揃い踏み。仁明帝と良房も加わって、仕事と恋と自らに禁じた想い…切ないお話でした。業平の明るさが救い。欲を言えば、小野家との関わりをもう少し書いてほしかったかも。

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