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紛争解決ってなんだろう ちくまプリマー新書

篠田英朗

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480683939
ISBN 10 : 4480683933
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界の紛争はどのように解決されているのか?争いに対して、なぜこういうものの見方をするのかという基本から説き起こす。気鋭の国際政治学者による、紛争解決論入門。

目次 : 第1章 紛争解決の考え方/ 第2章 紛争分析の視点/ 第3章 紛争対応の方法/ 第4章 紛争分析の道具/ 第5章 紛争対応の政策/ 第6章 紛争分析と国際政治/ 第7章 紛争分析と地域紛争/ 第8章 紛争解決から見た国際政治史/ 第9章 現代世界の紛争解決の国際的な枠組み

【著者紹介】
篠田英朗 : 1968年生まれ。国際関係論。広島大学平和科学研究センター准教授を経て、東京外国語大学総合国際学研究院教授。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学LSE博士課程修了。著書『集団的自衛権の思想史』(風行社、読売・吉野作造賞)、『平和構築と法の支配』(創文社、大佛次郎論壇賞)、『「国家主権」という思想』(勁草書房、サントリー学芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Aya Murakami

    他館図書館本。 直近で職場内で対人トラブルがあっていろいろ考えさせられた。そうか…、紛争って対人トラブルそのものなのか!なにも武器を持って殺し合いをするだけが紛争なわけではないわけだ…!地政学も紛争解決の学問も日本国内ではメジャーではない模様。なんでそうなったのか背景を詳しく知りたくなってきた。

  • molysk

    紛争を解決するための考え方とは、何なのだろうか。複数の当事者が、相反する目的を追求するとき、紛争が発生する。紛争によりよく対処するためには、どうすればよいのか。紛争を分析して、立案をして、実施をして、結果を評価する。提唱されるのは、至極まっとうなPDCAサイクルの考えだ。基礎的な概念や代表的な理論、有益な分析ツールは存在するにしても、複雑な国際関係を普遍的に解決できる手段など存在しない。中国の台頭で緊張を高める現在も、紛争解決に関わる人々は、分析を深め、新たな政策を導き出そうと、奮闘を続けているのだ。

  • 活字スキー

    「紛争」とは、複数の当事者間における利害関係が問題となること。ヒトが集まるところに紛争あり。ヒトの歴史の中で、紛争がどのように認識され、その解消のためどのような取り組みがなされてきたのか、安心のちくまプリマークオリティで丁寧に解説。本書はあくまで「紛争」という概念を初学者にも理解してもらうための入門書であり、「これ一冊で紛争解決!」という奇跡の書ではないが、紛争の絶えない現代において一人でも多くの、特に若い世代に知っておいてもらいたい内容だった。問題を「誰のせいにするか」よりも大事なことを考えよう。

  • にしがき

    👍👍👍 紛争解決学という学問があったとは知らなかった。初学者向けということで、かなり平易に書かれている。紛争の定義、分析ツール、国際政治における紛争解決の思想的な推移、とベースとなる内容を幅広く且つ分かりやすくコンパクトに纏められている。参考文献もこの入門書の次に読むのにちょうど良さそうなラインナップ。

  • アルカリオン

    良書▼p56 坂本龍馬は、「薩長両藩はともに天皇中心の『皇国』のために尽力する」という大きな方向性の共有を実現した。各論で相容れない立場を持っていることが明らかな場合こそ、より高い次元で共有できる目的がないかを確認する作業が極めて重要▼p76 キッシンジャーは毛沢東らと会談した際、「日本における米軍の存在が米中関係改善の障害だ」と指摘されたが、「在日米軍は日本の軍国主義の再来を防ぐ『瓶のふた』であり、アメリカと中国は、その点で利益を共有している」と説明した。納得した中国側は一気に米中関係改善へと向かった。

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