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コナン・ドイル伝 ホームズよりも事件を呼ぶ男 講談社現代新書

篠田航一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065418567
ISBN 10 : 4065418569
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan

Content Description

心霊現象と「愛国」に没頭‥‥「名探偵の父」の数奇な人生!

・40歳で突然「軍隊に入る」宣言
・「切り裂きジャック事件」の犯人説
・世間を騒がせた「妖精事件」
・アガサ・クリスティ失踪で勝手に「心霊捜査」
・タイタニック号事件をめぐり大論争
・政治家を目指して二度落選

「科学」と「非科学」の間で揺れ動きながら
名探偵シャーロック・ホームズを生んだ不思議

本書で解ける謎
・ホームズのモデルとなった恩師・ベル博士はどんな人物か?
・「ワトソン」を発明したドイル。どんな効果を狙っていた?
・19世紀のロンドン近郊で、ホームズが爆発的人気を呼んだ理由
・ホームズの推理が現代人から見ると時々「かなり雑」なのは?
・ダーウィンの進化論で、英国人が心霊主義に走ったのはなぜ?
・「切り裂きジャック事件」で「医師犯人説」が否定される根拠
・医師としても成功していたドイルが作家専業を決意したきっかけ
・夏目漱石とドイルが出会っていた可能性が比較的高い理由は??
・妻が病死し、失意のどん底にあったドイルを元気にした「事件」
・人気絶頂のホームズをなぜ『最後の事件』で葬ろうとしたのか?

怪しい事象に突き進む、危うい男‥‥なのに
なぜ、誰もがドイルを愛したか?


【著者紹介】
篠田航一 : 1973年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1997年、毎日新聞社入社。甲府支局、東京社会部、ベルリン特派員、青森支局次長、カイロ特派員、ロンドン特派員などを経て、2025年4月より外信部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    コナン・ドイルの生涯と、ホームズ物をはじめとする彼の作品が書かれ、読まれた時代的背景について。妖精事件との関わりなど既知のこともあったが、クリスティー失踪事件やタイタニック事件をめぐるバーナード・ショーとの論争など知らないことも多く、楽しめた。彼の心霊主義についても当時の時代的背景や彼本人の宗教に対する否定的なスタンスと絡めて論じている。ホームズを心霊主義者にしなかった理由に対する考察がなかなか興味深い。

  • nishiyan

    シャーロック・ホームズシリーズの著者として有名なコナン・ドイルの評伝。医師を続けながら執筆していたのは知っていたが、選挙に出たり、ボーア戦争に従軍したりと作家の枠に収まらない活動的な姿には驚かされた。アイルランド人だが、スコットランドに生まれ育ち、イングランドで過ごした愛国者というのはかなり過多な属性を持ち、アイルランド人の気質が心霊信仰への傾倒へと結びつくのだから、実に興味深い。それでもホームズ作品とのバランスを取れたのはまさにプロである。コナン・ドイルを知るのにまず手に取りたい入門書だろう。

  • keisuke

    言わずと知れた「シャーロック・ホームズ」の生みの親、コナン・ドイル。でもホームズほどには今ひとつ知らない、コナン・ドイルの生涯を解説してくれる本。何かで読んだ気はするけど、医者をしながらホームズを書いていたというのも新鮮に驚いた。順風満帆だけど波瀾万丈でもあるドイルの人生も充分読み物として読み応えがあると思う。

  • vox6336

    英文学の研究者でもない、シャーロキアンでもないと自認(こういうスタンスが良い)するジャーナリストが書いたシャーロック・ホームズの作者の評伝。最初から引き込まれていっきに読めた。

  • たかし

    コナン・ドイルの事績をシャーロック・ホームズを中心に辿っていく。ホームズを中心にしているため、ホームズのモデルになったベル教授なんかの話は充実してるけれど、コナン・ドイルのその他の作品への言及はあっさりである。ドイルは歴史小説なんかの方に関心があったらしいから、さほど思い入れのないホームズからドイルの人柄をというのは微妙なところなんかもしれない。また、ホームズ作品のネタバレを回避してるため、本文を読んでても分かりにくいところもある。ネタバレ上等でやってほしかったんだがね。

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