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ISBN 10 : 4384061625
Content Description
娯楽コンテンツとしてのエリザベス朝演劇
16、17世紀のイングランドにおける娯楽文化であった大道芸、熊いじめ・牛いじめ、売春業、飲食業、小唄、ギャンブル、見世物としての狂気は、同時代の演劇にどう描かれ、そして演劇はそれら娯楽文化にどのような影響を与えたか。娯楽文化と演劇文化のネゴシエーションを活写する論集。
まえがき 篠崎 実
序章 イントロダクション
エリザベス朝イングランド社会の娯楽文化
中野春夫
第一章 大道芸
『ヴォルポーネ』と大道薬売りのパフォーマンス
篠崎 実
第二章 熊いじめ・牛いじめ
シェイクスピア劇における熊いじめのイメージとその射程
岩田美喜
第三章 買春
『尺には尺を』における不可視の売春と可視化される娼婦
末廣 幹
第四章 飲食店業
ロンドンの飲食店文化から考えるクイックリーのタヴァーンとその客たち
土井雅之
第五章 小唄
エリザベス朝演劇の小唄
中野春夫
第六章 ギャンブル
『女よ、女に心せよ』におけるチェスと仮面劇の関係――家父長制からの解放と偶然の誤算
丹羽佐紀
第七章 怪物・狂気
狂気の見世物、見世物の狂気――『リア王』におけるベドラム慈善院の表象
松岡浩史
・索引
・執筆者紹介
【著者紹介】
篠崎実 : 千葉大学名誉教授。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻修士課程修了。東京大学教養学部助手、東京工業大学工学部助教授、千葉大学文学部教授を歴任
中野春夫 : 学習院大学教授。東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻博士課程単位取得退学。埼玉大学教養学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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