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篠原勝之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092897342
ISBN 10 : 4092897340
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2011
Japan

Content Description

学校でも勉強には集中出来ず、運動や遊戯も、頭の中と身体がバラバラになってしまう僕。親友が自転車につけてくれたのは、「生きてる量をはかる」メーターだった…。出会いと別れで、少しだけ成長する少年の物語。

【著者紹介】
篠原勝之 : 1942年、札幌市生まれ。鉄の街、室蘭で少年時代を過ごす。グラフィックデザイナー、画家、絵本作家、状況劇場のポスター、舞台美術を手がけた後、1981年、エッセイ『人生はデーヤモンド』(情報センター出版局)で注目を集める。1986年より、“鉄のゲージツ家”としてダイナミックな造形をモンゴル、サハラ砂漠をはじめ、国内外で精力的に創り続けている。2009年、『走れUMI』(講談社)で第58回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Costa まさ

    中学生あたりを対象にした児童文学なのかもしれません。鉄に魅せられた作者の描く小説は、悲しいのに楽しく感じたり、弱いのに強く感じたり・・・。否応無しに降りかかってくる残酷さと、それに戸惑いつまずきながらも、ひょいっと飛び越える純粋で無垢な力。自分は同じようには生きられないのだろうな。最後はちょっとだけ涙ぐんでしまいました。真っ赤に溶けた鉄のような熱いやさしさの塊に感じた一冊。

  • den55

    クマさんこと、ゲージツ家・篠原勝之さんは立派な文芸家でもある。本書でも作者の人を見る目、社会を見る目の繊細さは良く分かる。文中「発言するのは成績上位の十人ちょっと。あとはその意見に同調するヤツがほとんどで、残りは自分のペースでやり過ごしているいつもの数人」どこの学校のクラスでも中身はこの構成に間違いない。 本書の始まりと終わりでは主人公ダんの成長は明らかで、自分も一緒に成長したような気分になる。表題の「アンペア」とは、読めば分かるが私も自分のアンペアメーターが欲しい。装画・挿絵も篠原氏。この絵も楽しめる。

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