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歩くサナギ、うんちの繭 昆虫たちのフシギすぎる「変態」の世界

篠原かをり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784479394457
ISBN 10 : 4479394451
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

どうしてこんなふうに進化した!?
学校では教わらない昆虫の面白くて美しい生態の謎

効率重視! うんちを土台に美しい繭をつくるキノコバエ
子育て熱心! 幼虫に役立つミルクを分泌するアリのサナギ
天敵を警戒!? ブルンブルンと体をくねらせるチョウのサナギ
――テレビでも活躍中!
採集、飼育、昆虫食‥‥、偏愛ぶりが大人気の昆虫研究家が語る
大胆なフォルムチェンジに隠された、驚きの生存戦略
?


【著者紹介】
篠原かをり : 動物作家・昆虫研究家・タレント。1995年生まれ。慶応義塾大学SFC研究所上席所員。日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程在籍。日本テレビ『嗚呼!!みんなの動物園』の動物調査員など、テレビやラジオでも活動。現在は、昆虫の好感度向上を目指し、人間と昆虫の関わりについて研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えっくん

    ★★★★☆変態の話が盛りだくさんです。といっても昆虫が幼虫から成虫に至る変態という成長過程の中で劇的に変化する不思議な生態を紹介した本です。幼虫と成虫で食べ物が異なるのは競合を避けるため/カブトムシの蛹は繭室を破壊されないよう他の幼虫に存在を伝達している/カイコは家畜化された昆虫であり人間がいなければ生存できないといった蘊蓄が楽しめました。その他、アメリカの昆虫学者による蛹を前後に2つに切り分け成虫するまでの過程を実験した「死への羽ばたき」もネットで実際の画像も見ましたがなかなかグロいものがありました。

  • Tomomi Yazaki

    サナギ。とても不思議な存在。完全変態の昆虫だけに起こる神秘的な変化。じっとしているサナギもあれば、触ると動くサナギもいる。中はドロドロなのにだんだん体が構築されて行く。そのメカニズムに疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。死への羽ばたきというサナギの分割実験。可哀そうだけど、とても興味を惹きます。そこで判明した制御ホルモンと誘発ホルモン。細胞が分化してパーツを再構築する。素人考えですが、これって再生医療に応用できないのでしょうか。ちなみに途中で知りましたが、昆虫女子の著者は現在、おめでただそうです。

  • ロア

    読了した丁度本日、我が家のナミアゲハの越冬蛹20個中3個から無事にアゲハ蝶が羽化しました。去年の10/23〜26頃に蛹化した個体たちだったので、羽化までおよそ半年もかかるのですね。お外の世界での蝶生を謳歌してくれるといいなぁ!一番最後に蛹化した子は11/13なので、これから順番に残りの子達も問題なく羽化して欲しいです(*´ω`*)ちびっ子の頃の愛読書はファーブル昆虫記でした。本書を読んで、まだまだ未知の昆虫世界があることを改めて知ることが出来たよ。でも、、、昆虫食推しはやめて欲しい。。。(´・ω・)

  • 5〇5

    昆虫の世界には、いまだ未知の不思議が満ちている。本書はその中でも「変態」に焦点を据える。変態といえば、卵→幼虫→さなぎ→成虫という直線的な過程を思い浮かべがちだが、実際には歩いたり泳いだりするさなぎ、金色に輝くさなぎなど、意外な事例が並ぶ。その多様性は驚異的であり、進化の試行錯誤を凝縮した奥行きを感じさせる。小さな昆虫たちの身体に宿る不思議を実感できる一冊だ。🤨

  • しぇるぱ

    著者は、タレントであり、上席研究員であり、博士課程の大学院生でもあります。昆虫飼育歴ウン十年の実践家であり、文献渉猟派のトリビア派でもあります。実践に裏付けられた断言を聞き、どこで調べたの?と驚くモノシリでもあります。サナギは動かないものだとの固定観念があるが、激しく動くサナギもいるのだそうです。130P キノコバエは繭にうんちを纏っているそうだ。擬態です。196P 変態を扱っているが、チカンヘンタイとしてのヘンタイは出てこない。全部昆虫の変態ばかりを取り上げている。理系エッセイが好みの人にはピッタリです

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