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本は読めないものだから心配するな ちくま文庫

管啓次郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480437662
ISBN 10 : 4480437665
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本を読む。忘れる。それは当たり前。内容を覚えてなくても、「読めた」と言えなくても、心配しなくていい。よろこびをもって前に進もう。本書は読書をめぐる思索の書であり、古今東西あらゆる本をめぐるブックガイドであり、世界中の土地や文化について学ぶ手引きである。読めば、心のお天気が変わる。また本を読みたくなる。読む人に勇気を与える「読書の実用論」。

【著者紹介】
管啓次郎 : 1958年生まれ。詩人、明治大学教授。詩集・著書・訳書多数。2011年、『斜線の旅』(インスクリプト)により読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamami

    2009年刊行の同名書の文庫版。読書指南の本かなと思って読み始めのだが、少しオーバーな言い方をすれば、世界がこの小さな本の中に詰まっている、そんな思いで読み終えた。翻訳家でもある著者が出会った世界中の本と、それを取り巻く世界の出来事、殊にアフリカや中南米など、英語圏以外の国々の人々の生活や思いがつぶさに記され、感嘆符の連続だった。比喩を用いて、本や読書、文学や詩について散りばめられた賛辞の数々にはただうっとりとするばかり。この手の本は、書かれた時間と同じくらい時間をかけて味わうのが正しい読み方なのだろう。

  • 小太郎

    「わたしだけのとっておき。100人100冊のちくま文庫」で紹介されていて、尚且つこの題名にやられてしまいました。 本は読めないものだから心配するな、と言われて読んだんですがあれ?結構難しいぞと感じてしまったのは私の問題(笑)作者の菅啓次郎さんは初読みですが、比較文学者、詩人、エッセイスト、翻訳家と多彩な肩書の通りあちこち寄り道をしながらの展開は最初は面食らってしまいましたが、慣れてくると何とも不思議な読書体験でした。「本を冊として考えない」は目から鱗。ある意味実用的ではない本の道案内でした。★4

  • yutaro sata

    タイトルからすると、ネガティブで、辛辣な内容なのかな、と思って読み始めたが、なんのなんの、明るくて、爽やかなブックガイドという印象だった。

  • 金城 雅大(きんじょう まさひろ)

    「読書論」「世界各地の自然風景」「文化人類学への敬意」 などがつらつらと書かれているエッセイ集。 普段読書をあまりしない人にこそ響いてほしい読書の魅力が詰まっているが、普段読書をしない人にとってこの本を読むのは苦痛でしょうがないだろうことも容易に想像できる。 メッセージとターゲットとの間に絶望的な乖離が横たわる、なんとも哀しい本だった。 ↑この感想を書けるということは、僕には刺さったということだ。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    本は読めないものだから心配するな。管 啓次郎先生の著書。本は読めないもの。本は読めなくてもいいし本を読めたと言えなくてもいい。本は読めないものだから本が読めなくても他人から批判されることも馬鹿にされることもないし自信満々でいい。本は読めないものだから本を読めない人を高飛車に批判したり馬鹿にするのもおかしなこと。本は気軽に読めばそれでいい。読書好き人間、読書中毒人間、読書依存症人間への応援歌みたい。

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