Books

昭和史講義 2 専門研究者が見る戦争への道 ちくま新書

筒井清忠

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480069061
ISBN 10 : 4480069062
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ昭和戦前期の日本は、破滅への道をひた走ったのか。その原因を、より深く、より正確に究明すべく二〇名の研究者が最新研究成果を結集。これまで扱われてこなかった史料や、見落とされてきた事象を検証し、一般読者に向けて、わかりやすく、事実に即した間違いのない歴史を伝える。より進んだ探究のための参考文献ガイドも充実。混乱と激動の時代の全体像を示した入門書として好評を博した『昭和史講義』から、さらに踏み込んで、新たな論点へと挑む、シリーズ第二弾!

目次 : 軍縮と軍人の社会的地位/ 治安維持法―国際的比較の視点から/ 中ソ戦争と日本/ 世界恐慌下の日本/ 血盟団事件と五・一五事件/ 満州事変後の政局と政党政治の終焉/ 帝人事件から国体明徴声明まで/ 厚生省設置と人口政策/ 日中戦争における和平工作―日本側から見た/ 日中戦争における和平工作―中国側から見た/ 天津租界事件から日米通商航海条約廃棄通告へ/ 天皇指名制陸相の登場―昭和一四年における天皇・陸軍・新聞/ 南部仏印進駐と関東軍特種演習―太平洋戦争への岐路/ 日米開戦と海軍/ ゾルゲ事件/ 大東亜会議の意味/ 大西洋憲章からポツダム宣言まで/ 原爆投下とソ連参戦/ 終戦から占領改革へ/ 昭和期における平準化の進展―戦前・戦中・戦後

【著者紹介】
筒井清忠 : 1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団上席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • えちぜんや よーた

    社会保障オタクなので、第8講の厚生省(現在の厚生労働省)の設置由来だけを読む。以前から少しは聞いていたけど、厚生省は国民福祉(再分配)のためではなく、貧弱な近代兵器を補う「頑健な歩兵」を育成するために陸軍の都合で作られた役所だったんすね。かつて社会保険労務事務に携わった人間として、お役所都合で物事を進めていくのは、今も昔も変わらんなという印象を受けた。

  • ロッキーのパパ

    評価は★★★★(満点は★★★★★) しっかりとした研究に基づく論考を読むと安心できる。世間に流布しているこの時代に関する説は、資料の比較検証もしていない物が多く、頭が痛くなる。 数年に一度でいいから、シリーズの刊行を続けて欲しい。

  • skunk_c

    筒井清忠グループによる昭和史論集第2弾。前作と同じく「まえがき」で「最近の昭和史は酷いものが多い」と書くが、どのあたりを指しているのか不明。保阪、半藤を指すのなら、具体的問題点を指摘するべきであろう。ましてや参考文献に加藤陽子の名がない(前書にはあった)のはいかなる理由か。内容は8〜10講は初めて知ることも多く面白かったし、総帥の筆による12講も着眼点の鋭さに敬服した。しかし全体としては既知のことが多く、いわゆる講座論集と言ったところ。20講は完全な蛇足で、総帥の業績を取り上げない者を難じる提灯論文。

  • 樋口佳之

    近年軍縮の機運熾んとなり、ひたすらに経費節約をはかりて、やや軍人を抑圧し過ぎたるきらひなきにあらず(中略)社会組織の構成上、すでに軍人の存在ある以上、軍人の心裡省察もまた大切の事項なるに、やや等閑に付し過ぎたる憾みなきにあらず」(西園寺)/「宇垣軍縮」策定の中心人物の一人である阿部信行(のち首相)は、「四箇師団を減らしても僅に千六百万円しか節減出来ない。その千六百万円を以てやるのだから、飛行機を拵へる、戦車を拵へる、高射砲隊を拵へるといつても知れたものである」/師団の廃止が残した遺恨かあ。変わらないなあ

  • CTC

    7月のちくま新書新刊。シリーズ2巻目となるのだが…故あってこちらを先に読了。中韓或いは米などとの外交関係を巡っても「歴史認識」は重要で、“昭和史”の一般向け書籍は増えた。が、玉石混交で、実証的根拠薄弱だったり、最新研究が踏まえられない例も多い。一方、研究は「専門化・細分化が甚だし」いため、気鋭の研究者が各講を担当する形式で通史になる本シリーズを作ったそう。昨7月刊の一弾より地味なテーマが多いのだが…これは良書である。今年イチバンの発見だったと振り返る事になるだろう。各講に付録する参考文献リストが更に良し。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items