Product Details
ISBN 10 : 4480074961
Content Description
戦後昭和文化とは何だったのか。茫漠として像を結びにくいその全貌を描き出すべく、上下二巻、三八の多様な論点から照射する試み。これまで七冊を刊行してきた筒井清忠編『昭和史講義』シリーズの最終配本となる戦後文化篇。上巻では、思想・文学・芸術を幅広く渉猟しつつ、個々の論点を深く掘り下げ、戦後昭和文化の核心に迫る。知識人や作家の活動、社会の側のさまざまな思想や運動を、第一線の研究者が一般読者に向けてわかりやすく説き明かすこれまでにない昭和文化史入門。
目次 : 丸山眞男と橋川文三―昭和超国家主義論の転換/ 鶴見俊輔―『思想の科学』と転向研究/ 知識人と内閣調査室/ 福田恆存と保守思想/ 復興・成長の経済思想/ 戦後のベストセラー―読書ブームと名作ブーム/ 獅子文六と復興/ 石坂洋次郎―マルクス主義と民俗学の対立を生きる/ 石原慎太郎と太陽族/ 林房雄と三島由紀夫―日本「近代」への糺問者/ 社会派ミステリー―松本清張・水上勉/ 時代小説の再興―五味康祐と柴田錬三郎/ 有吉佐和子―戦後女性作家の肖像/ 小林秀雄―日本の戦後文化の重石/ 大宅壮一と戦後マスコミ/ 岡本太郎の芸術/ 沖縄文化/ 勤労青年の教養文化/ 全共闘運動―課題と遺産
【著者紹介】
筒井清忠 : 1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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trazom
読了日:2022/11/20
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