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大正史講義 ちくま新書

筒井清忠

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480074164
ISBN 10 : 4480074163
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

わずか一五年間の大正時代にはロシア革命、第一次世界大戦、関東大震災など内外に大きな出来事が生じ、日本の社会も大きな変化を余儀なくされた。そしてその変化とともに大衆が登場して政治を動かし、「劇場型政治」が展開していく。この激動の昭和の原点ともいえる複雑な時代をどう見るべきか。その歴史を見るための視座を提供すべく、二三名の第一線の研究者が最新の研究成果を結集。二六の論点によって、大正時代を正面から描きなおす、まったく新しい大正史入門決定版。

目次 : 大正政変―第一次護憲運動/ 大隈内閣成立と大隈ブーム/ 第一次南京事件から対中強硬政策要求運動へ/ 第一次世界大戦と対華二十一カ条要求/ 大戦ブームと『貧乏物語』/ 寺内内閣と米騒動/ 原敬政党内閣から普選運動へ/ パリ講和会議、ヴェルサイユ条約、国際連盟/ 人種差別撤廃提案/ 三・一独立万歳運動と朝鮮統治/ シベリア出兵からソ連との国交樹立へ/ 日露戦争後の日米関係と石井・ランシング協定/ ワシントン会議―海軍軍縮条約と日英同盟廃棄/ 新人会―エリート型社会運動の開始/ 社会運動の諸相/ 女性解放運動―『青踏』から婦選獲得同盟へ/ 国家改造運動/ 宮中某重大事件と皇太子訪欧/ 関東大震災後の政治と後藤新平/ 排日移民法抗議運動/ 「軍縮期」の社会と軍隊/ 第二次護憲運動と加藤高明内閣/ 若槻礼次郎内閣と「劇場型政治」の開始/ 中国国権回収運動/ 破綻する幣原外交―第二次南京事件前後/ 大正天皇論

【著者紹介】
筒井清忠 : 1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Book Lover Mr.Garakuta

    【図書館本】【速読】:大正時代の政治と民衆に纏わる話

  • qwer0987

    大正期の政治状況をテーマに沿って概説しており、この時代の流れがぼんやりと理解できた気もする。個人的に新人会は知らなかっただけに興味深い。エリート学生の学生らしい行動と限界は色々な面で印象深い。評判の悪い寺内正毅内閣の公正な評価や、関東大震災時の後藤新平への冷静な批評内容などは信頼を置ける。国際連盟創設の際、サイレントパートナーだったという日本の姿は現在と重なるが、人種差別撤廃提案では意見したという話は非常に関心をもって読んだ。その他も目を引く内容が多かった

  • fseigojp

    大正があるから昭和がある 

  • gauche

    一つ一つのテーマが掘り下げられており、章ごとに参考図書も列記されている。大正時代について基礎知識がある人がさらに知りたいと思ったときに真っ先に読むべき本である。

  • 於千代

    大正期は「大衆」の時代。政治的にも民衆の力が大きく関わる時代であり、国際関係も大きく転換する時代である。他の○○史講義と同様、小論文集といった趣であるので、前提知識が薄いと中々難解に感じた。

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