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ISBN 10 : 4334039278
Content Description
現在の私たちは、「男性は仕事、女性は家庭」という近代以降に形作られた性別分業体制を脱し、「共働き社会」に移行しつつある。しかし、この共働き社会では、結婚しない(できない)人の増加、子どもを作る人の減少といった、「家族からの撤退」をも生じさせた。結婚と家族はこれからどうなっていくのか―。本書では、男性中心の家制度、近代化と家の衰退、ジェンダー家族―男女ペアの家族―の誕生など、「家」の成立過程と歩みを振り返りながら、経済、雇用、家事・育児、人口の高齢化、世帯所得格差といった現代の諸問題を社会学の視点で分析し、“結婚と家族のみらいのかたち”について考察する。
目次 : 第1章 家族はどこからきたか(家族についての話題三つ/ 母・子と、それを守る存在/ 「家」の成立/ 「家」からの離脱)/ 第2章 家族はいまどこにいるか(男は仕事、女は家庭/ 「お見合い結婚」の不思議/ 「男性」からの離脱?/ 自由な親密性のための三つの課題)/ 第3章 「家事分担」はもう古い?(「家事分担」問題/ 家事と格差/ 家事労働はこれからどうなるか)/ 第4章 「男女平等家族」がもたらすもの(「平等な夫婦」は目標になりうるか?/ 家庭が(再び)仕事場に?/ 共働き社会がもたらす格差/ 家族による格差にどう対応するか)/ 第5章 「家族」のみらいのかたち(家族と仕事のリスク・マネジメント/ カップル関係は変わるのか?/ 「公平な親密性」は可能か?)
【著者紹介】
筒井淳也 : 1970年福岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、立命館大学産業社会学部教授。専門は家族社会学・計量社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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breguet4194q
読了日:2021/11/11
とよぽん
読了日:2024/08/27
おかむら
読了日:2017/05/22
katoyann
読了日:2022/09/24
阿呆った(旧・ことうら)
読了日:2017/03/02
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