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仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか 中公新書

筒井淳也

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121023223
ISBN 10 : 4121023226
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人口減少、長時間労働、格差――問題山積の日本の「仕事と家族」。豊富なデータによる国際比較を通して、日本が目指すべき道を示す。

【著者紹介】
筒井淳也 : 1970年、福岡県生まれ。一橋大学社会学部卒業、同大大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。現在、立命館大学産業社会学部教授。専門は家族社会学・計量社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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軽量社会学に基づいた現状分析が巧み。アメ...

投稿日:2021/03/10 (水)

軽量社会学に基づいた現状分析が巧み。アメリカでもスウェーデンでも女性の社会進出は実現していることから、「大きな政府か小さな政府か」という問いは重要でない。 仕事と家事の両立を可能にするためには日本的雇用の無限定性(職務、転勤、長時間労働)を是正すべきという政策論はしごく真っ当だし同意できる。ただ、そうした無限定性をいかにして克服することができるか?というところまで踏み込んで欲しかった。他著に期待したい。

ポアンカレ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    ケアワークを低い価格に抑え、共働き家庭が育児をしやすくすることで少子化を改善できるといいと思った。これはこれで、まだまだ解決されるべき問題は山積みだろうけれど・・・。

  • きいち

    とても納得感高く、そしておもしろかった。感情や価値観が持ち込まれがちな女性の雇用者化や少子化の問題を、長期視点と国際比較で落ち着いて解きほぐす。「家族が担ってきた機能を(政府にしろ市場にしろ)その外部が担うことは、家族の負担軽減につながる」、だから性別分業を克服し共働き社会への移行でカップル形成と出産が起こりやすくなる。うむ。◇家事分担へのビジネス観点もいい。短期間では戦力にならない、そうだよな。◇一番解きほぐしにくいのは「同類婚による格差拡大」か。でもそうなるよな。いかに自然に所得移転するか、難しいな。

  • ヒデミン@もも

    共働き家庭で問題になる家事の分担。家事サービスの質に対する希望水準が一致しないとき。一人暮らしで家事の希望水準が下がってしまった夫が提供する質の低い家事サービスに妻が苛立つ。作者が男性ならではの発想。女性だからって生まれながらに家事ができるわけではない。大きな政府スウェーデンで就労女性の半分以上が公務員。その7割がケアワーカー。日本も見習って欲しい。

  • あおい

    課題のための本、こちらがラスト。これが一番参考になった。全体的に読み込んだわけではなく飛ばしながらだったが、データを客観的に読み取っているし、論旨もわかりやすい。他国と比べているのもよかった。

  • りょうみや

    ほぼ少子化の内容。仕事と家族の面でスウエーデン、アメリカ、ドイツと比較してなぜ日本の少子化が先進国の中で進行しているのかを分析して、それが的確に思える。少子化の原因の一つが性別分業になっているからで、高齢化も進むなかで日本の選ぶべき道は、女性が長期的に働き続けられる欧米並みの共働き社会への移行しかないというのが著者の考え。10年前の本だが今でも問題なく通用する内容。

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