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現代美術コレクションの楽しみ

笹沼俊樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883033423
ISBN 10 : 4883033422
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2013
Japan

Content Description

“作品を売らない”伝説の一流画商ピエール・マティスとのスリリングな駆け引き、リーマン・ブラザーズCEOが倒産寸前に売りに出したコレクション!?クセのある欧米コレクターから「日本美術」を買い戻すには…。ニューヨーク画商界の一記録としても貴重な前代未聞のエピソードの数々。趣味が高じて、今では国内外で認められるコレクターとなった著者がコレクションの醍醐味をお届けします。

目次 : 1 コレクションは病(難病におかされて/ コレクションはコレクターを映す鏡)/ 2 コレクションの基礎固め(眼を鍛え、勘を鍛える/ 「美術書」を利用して/ 「美術館」を利用して/ 「画廊」を利用して/ コレクターもいろいろ/ ニューヨークで体質改善)/ 3 「売約済みです」―ピエール・マティスの想い出/ 4 従来のコレクション手法を壊し、より自由に―ジョエル・シャピロのケース(太い絆づくり/ 最初で最後のコミッション・ワーク/ 「うまいことやりましたね」/ 垣間見た作家の本質)/ 5 欧米で日本の美を追う(二種の感性のフィルターを通して/ アルメニア人画商との戦い/ 欧米で山口長男とオノサト・トシノブの作品に出会って/ 日本でもてない白髪一雄が、なぜ欧州でもてる?/ 苦しんで手にしたもの)

【著者紹介】
笹沼俊樹 : 1939年、東京生まれ。商社で東京、ニューヨークに勤務。趣味で始めた現代美術のコレクションだが、独自のその手法を模索し、国内外の国公立・私立美術館等にも認められる質の高いコレクションで知られる。企画展への作品貸し出しも多い。駐在中の体験をもとにアメリカ企業のメセナ活動について論じた「メセナABC」を『美術手帖』に連載。その他、新聞・雑誌等への寄稿多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • プレミアムモルツ

    会社員でありながら、コレクターを目指したことに驚愕した。ついには一流の画商や画家に一目を置かれ、一流美術館から貸出のオファーを受けるほど有力な絵を所蔵するまでとなれば尊敬するほかない。著書のアプローチは、勉強、仕事等等いかなる分野でも参考になる本だと思う。絵の売買の裏側も覗けることが出来、すごく面白い本だった。コストの問題だと思うのだが、掲載している絵がすごく小さいのとほとんど白黒だったのが唯一残念だった。

  • ybhkr

    コレクターということに対して、わたしの思う方向性とはちょっと違うかな…と思った。むしろ、そういうコレクターが主流なのか?と、驚いた。ハーブ&ドロシーをリスペクトしているから、好きな作品よりも一番成熟している時期の価値ある作品を集め、いざというときに転売するっていうのがコレクターの姿なのだろうか。確かにマスターピースを預かり次世代に渡すことがコレクターの本質なのだろうけど、自分の好きな作品が自分にとって最高のマスターピースじゃなかろうか?値段がついてない画廊とか入ったことないのでいろいろショッキングでした。

  • 美術館やギャラリーに良く行くのだが、時折現代美術作品を欲しいという衝動にかられることがある。本書は、サラリーマンにも関わらず非常に上質の作品を所持するコレクターである著者の経験を通して、コレクションをするにあたっての研究や戦略、ノウハウを学ぶことができる良書。アートを買うことの厳しさ、難しさも。ピエール・マティスをはじめとしたギャラリストやアーティストとの交渉にはドキドキ、アートを買うことは大冒険なのだ。ただ好きなものを買えばいいというわけではないとの著者の言葉には、自分の不勉強を一喝されたような。

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