Books

有栖川有栖選 必読! Selection 6 求婚の密室 徳間文庫

笹沢左保

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198947644
ISBN 10 : 4198947643
Format
Books
Release Date
August/2022
Japan

Content Description

美貌の女優・西城富士子の花婿候補は二人にしぼられた。莫大な財産と共に彼女を手にするのは誰か?花婿発表当日の朝、父西城教授と妻が堅牢な地下貯蔵庫で殺害される。ジャーナリスト・天知昌二郎も、富士子への秘められた恋情故に、推理に参加。犯人は思惑含みの十三人の招待客の中に?錯綜する謎と著者渾身の密室トリックが炸裂する本格推理。

【著者紹介】
笹沢左保 : 1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、時代小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も含む、380冊近くもの著書がある。2002年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/08/post-8ca98a.html コブ付きの探偵として、ちょっとおもしろい趣向です。

  • だるま

    数ある笹沢作品の中から有栖川さんが選んだ傑作集の第6弾。このセレクト、段々と質が落ちている気配だったが、これは面白かった。笹沢氏が初めて密室トリックに挑んだ作品との事で、そのトリックの実現には何の失敗も許されない相当な厳しさがあるが、ギリギリセーフだと思う。『他殺岬』の主人公が再び探偵役になり、密室の事件を自殺だと主張する者と他殺だと主張する者の意見の後に自分の推理を披露する。実に単純な構成で、書く作家に寄っては中編で纏まりそうな題材なのに、主人公のロマンスとかを入れて長編に仕立て上げたのが見事だった。

  • やまだん

    軽井沢の別荘の敷地内の密室で、老夫婦が殺害される。老夫婦の養女である美貌の女優、西城富士子に求婚できるのは、最も説得力のある推理をした者。弁護士、医師、ジャーナリストの3人が推理を競う。こう書くと、ガチガチの本格モノというイメージだが、3人の探偵役のうちの1人の推理は、密室で死体が見つかったのだから自殺、というもの。推理合戦、多重解決モノというほどではない。それでも、さすが笹沢左保と思わせる話運びのうまさはある。1978年の作品で、ところどころに古臭さはあるが、十分に楽しめるデキの作品である(60点)。

  • 桂 渓位

     密室トリックは、真犯人しか不可能な技法であり、この箇所は色褪せないというか見事だと感じました📕  只、天知と富士子の恋は正直濃すぎてお腹いっぱいになっちゃいました^^;  子供連れてきて、何やってんだかと💧   個人的に、天知が軽井沢の別荘に招かれた客を評する場面があるので、辛辣過ぎて笑ってしまいました✨ 後、天知がチョコを食べる描写が所々にあるのですが、時期は8月、溶けてないか?と^^;

  • しゅー

    ★★★なんだかんだ文句を言いながらも、この有栖川有栖セレクションを読み続けている。その中でも本書はミステリとしての趣向を一番楽しめた。相変わらず〜当時の出版社の要求なのか〜妙なロマンス要素とか余計な味付けはあるものの、密室トリックの扱い方は見事だ。あえて「扱い方」と書いたのは、トリックそのものがスゴイと言うよりも、物語への溶け込ませ方が巧いからである。演出を変えたら十分に新本格の古典として通用するのではないだろうか。「リアルさ」を尊ぶ人は色々揚げ足とると思うけど、素直にやられた〜と思える結末で良かったな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items