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実録・家で死ぬ 在宅医療の理想と現実 中公新書ラクレ

笹井恵里子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121507785
ISBN 10 : 4121507789
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan

Content Description

最期を迎える場所として、多くの人が自宅を希望する。しかし現在の日本では8割の人が病院で死ぬ。では、「家で死ぬ」にはどうすればいいのか。実際にはどんな過程を経て、家族はなにを思うのか。著者は、終末期の患者や家族に取材を重ね、医療・介護の現場に足を運び、コロナ禍の病床逼迫で在宅を余儀なくされた人などの事例を含め、今の在宅医療のありように迫った。この本は、死に向かいながらも懸命に生きた人々の記録でもある。

目次 : 第1章 在宅死を支えた家族の本音(介護疲れで殺人に至るのもわかる/ 笑顔より苦しんだ顔ばかりが浮かぶ ほか)/ 第2章 今、現場では何が起きているのか(認知症の母を介護する娘/ コロナ禍での孤立―ケアマネの視点 ほか)/ 第3章 「家で死ぬ」ために知っておきたいこと(困った時は地域包括支援センターへ/ 公的な介護保険の仕組み ほか)/ 第4章 家で看取れてよかった(寝たきりでもビールが飲める/ アフターコロナ患者を家に帰した ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヒデキ

    介護が、目の前に迫っているかもしれない立場だと 身につまされる話 色々な視点があったのが、参考になりました

  • ごへいもち

    モヤモヤが残った。とても理想的に書かれているこんな病院が近くにあればいいけれど。それから介護のために正社員→アルバイトになった娘に感謝しているという人、なんか違うんじゃないのと思った

  • roatsu

    著者も述べているが現役世代、特に介護保険料納付年齢を超えた者は必読と思う。自宅で命を終える、をテーマに今の日本の老病死の現場を伝える力作。看取りまでの日々の事例として登場する様々なご本人と家族の姿には時に胸が苦しくなるが、概ねこういう経過を辿るのだという実に貴重な経験の共有である。老いと共に、また老いずとも不意に襲う傷病で必ず誰にでも訪れる死を見据え、備えよ常に、なのだとつくづく思う。第2章と第3章では在宅診療や訪問看護、そして介護保険制度の整理が具体例をもってなされ大変明瞭に利用イメージを持てると思う。

  • kitten

    図書館本。今の団塊の世代が亡くなる多死時代には、病院で死ぬこともできなくなるかも。自分の希望だけを言うのであれば、そりゃ、病院と家なら家で死にたいわ。でも、そうすると家族に多くの負担がかかるのも確か。美談だけではすまない。その辺の現実のルポ。在宅医の、「家族の負担は0でいいんです」はびっくりした。その分、医療、介護スタッフの負担をうまく使わないといけないんだけど。実際、なんちゃって在宅では往診まで手が回らんのは仕方ないと思う。しかし、24時間対応は負担が大きいのよ。

  • yamakujira

    高齢化が進み多死社会を迎えて、国は在宅医療を推奨して、患者は在宅死を望むけれど、ハードもソフトも整備されていない現状と課題を赤裸々に伝えてくれる。第1章で見せられる在宅看取りの現実は痛々しく、山中医師のような存在に救われると思った端から「(現在在宅医療を標榜している医療機関の)90%以上が在宅医療の体をなしていない」と言う指摘にまた暗然とする。医療費の削減、地域医療の維持、医師の意識改革、雇用対策、患者の幸福のためにも、在宅介護と在宅医療にちゃんと予算を計上しろと憤りを感じるね。 (★★★★☆)

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