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増補決定版 南京事件論争史

笠原十九司

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582768763
ISBN 10 : 4582768768
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明白な史実であるにもかかわらず、否定派の存在によっていまだ論争が続く南京事件。否定派の論拠のトリックとは? 親本(平凡社新書)刊行後の10年分を増補した全史。

【著者紹介】
笠原十九司 : 1944年群馬県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。学術博士(東京大学)。都留文科大学名誉教授。専門は中国近現代史、東アジア近現代史。著書多数。歌人、俳人としての著作もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ロビン

    読友さんに触発され一読。日中戦争の初期に南京で日本軍が起こした戦時国際法や国際人道法に反した略奪、殺人、強姦などの不法、残虐行為の総称である「南京大虐殺事件」。この事件が厳然たる史実であることは、裁判や日記資料、目撃証言などから確定しているにも拘らず、政治的な理由から否定論を繰り返し主張しつづける勢力−戦犯の親族や極右などーとの長年にわたる論争をまとめた本。否定論派が一次資料の無視や歪曲などのトリックを使い印象操作を行ったことが丁寧に論破されている。日本の戦争犯罪・戦争責任に真摯に向き合わねばならない。

  • 山口透析鉄

    先日読んだ岩波新書もこの本の中で紹介されていました。2007年の新書をもとに、主にアベ政権周りのどうしようもない連中についての記述を追記した増補版のようです。 本文中にも紹介されていますが、父親や祖父が大日本帝国の中枢部(軍や内務省、特高警察等)にいた連中の世襲ボンクラ政治屋が多すぎます。既得権益を守るために、歴史学者の間ではとうに決着のついている南京事件(大虐殺)捏造をしつこく言い募っているだけで、稲田朋美も百人斬り裁判に関連して出てきます。日本会議等についても触れられていました。(以下コメント欄に)

  • garth

    否定派の本が出ては、そのたびに新資料が発掘されてますます虐殺の事実が揺るぎないものになっていく繰り返し。「歴史事実をめぐる南京事件論争はすでに「決着」がついている」のであり、あとは政治の問題

  • さとうしん

    日本人は南京事件をどう見たか/どう見てこなかったかを総ざらいした本であり、かつ関連書籍の解題集ともなっている。南京事件に関する病巣は「南京事件は中国が日本を国際社会から放逐するために仕掛けてきた情報戦・思想戦の一手段であり、謀略である」という否定派の被害者認識、あるい強迫観念意識にあるということになるのだろうが、この強い「信仰」はどうすれば解消されるのだろうか。

  • Michael S.

    南京事件(南京大虐殺)が歴史的事実であることは学問的にはすでに決着がついている.外務省の公式見解も認めている.南京事件を初めて知る者は,この論争が「学問(科学)」と反動的「政治運動」との間で起こっているという認識が必要だと思う. 否定派はメディアや国会質問・教科書検定を使った圧力を通して歴史修正主義的言説を執拗に広げ,現実に「政治運動」としては成功しつつある. 学問的敗退を繰り返しても新手の反論を出し続けることであたかも論争があるかのような錯覚を大衆に与え,目的を達することができる.(続く)

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