Books

ディズニーキャストざわざわ日記

笠原一郎

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784866809212
ISBN 10 : 4866809213
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

われわれも人間だから、手を抜くこともあれば、ミッションを忘れるほどゲストに対して怒りを覚えることもある。仲間と会社の愚痴も言い合うし、給料が安いと不満を持ったりもする。本書は模範回答的なディズニーランド像に対する現場からの実態報告でもある。―57歳で入社し、65歳で退職するまで、私がすごした8年間で見た“夢の国”の「ありのまま」の姿をお伝えしよう。

目次 : 第1章 キャストの慌ただしすぎる日常(某月某日 肉体労働者:暑い日も、寒い日も/ 某月某日 何をしているんですか?:ゲストからの質問 ほか)/ 第2章 決して口外しないでください(某月某日 お金の話:「決して口外しないでください」/ 某月某日 ここだけの話:不平不満が飛び交う場所 ほか)/ 第3章 ヘンなゲスト、もっとヘンなキャスト(某月某日 迷子:非日常の世界観を守るため/ 某月某日 人間関係:SVからの思わぬ注意 ほか)/ 第4章 “夢の国”のリアルな風景(某月某日 休憩室を観察する:キャストの職種別傾向/ 某月某日 君子危うきに近寄らず:楽しみ方は人それぞれ ほか)

【著者紹介】
笠原一郎 : 1953年山口県山口市生まれ。一橋大学卒業後、キリンビール入社。マーケティング部、福井支店長などを経て、57歳で早期退職。東京ディズニーランドに準社員として入社。65歳で定年退職するまで約8年間にわたりカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
地方の人間にとってディズニーランドは、本...

投稿日:2022/02/07 (月)

地方の人間にとってディズニーランドは、本当に夢の世界でした。 子どもの修学旅行も、そこでした。その世界を支えている人たちの真実の話。 色々な苦労があるのだなと思いました。だからこそ夢の世界なのだなと。 読み物としてもとても面白く、キャストだった著者の気持ちが痛いように 伝わります。  とてもお勧めです。

まるちゃん さん | 福岡県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きみたけ

    オリエンタルランドから訴えられないか心配になるくらい、とても面白い内容でした😅著者はキリンビールを57歳で退社後、東京ディズニーランドでカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)として約8年働いた笠原一郎氏。実際に「夢の国」で勤務をした立場から、特にキャストの経済的な問題点や将来の安定した生活への問題点を中心に「ありのまま」の姿を吐露した一冊。暑い日も寒い日も園内をくまなくスイープし、アイスを垂らした地面をシミになる前に拭き取り、時に嘔吐処理やネズミ処理に奔走する姿には本当に頭が下がります。

  • kinkin

    ディズニーランド自体行ったことがないしこれからも行くこともないと思う。なのでキャストさんを実際に見たこともないが本書には57歳の非正規キャストの日常が綴られている。著者はカストーディアルキャストといって主に掃除が仕事。夢を売っているので掃除中にゲストから何しているの?と聞かれたら「夢のかけらを拾っているのです」という会話には笑った。夢を売る商売というが、混雑しているときは長時間アトラクション待ちやトイレの行列があると聞く、このあたりをすべて解消すれば真の夢を作ることが出来るのではないだろうか。図書館本

  • ひさか

    2022年2月三五館シンシャ刊。キリンビールを57歳で早期退職後、ディズニーキャストになった笠原さんの65歳までのドキュメント日記。松岡圭祐さんの小説ミッキーマウスの憂鬱に触れる箇所もあり、たいへんに興味深い思いで読み進めました。よく務まるなぁと感心しますが、笠原さんが納得ずくというか、キャストの仕事に肯定できるところがあるわけで、好きこそ〜というのは充分な動機足り得ると再認識しました。

  • TATA

    ネットで記事になっていたので手に取ってみた。57歳で早期退職してディズニーキャストに。特に恨みつらみを書くわけではなく、その意味で暴露本の風情ではない。只々淡々と日々の営みを書いてみたという感じ。どんな職場もいいことと嫌なことが混在するわけで、そこでいろんな出会いもあって、自身どんな毎日を送れるかということ。好きじゃないとできない仕事なのかもなと思うところは各所にありました。

  • nonpono

    57歳で入社して65歳まで、カストーディアルキャストという名前の清掃係として勤め上げた男の日記である。キリンビールを早期退職して夢の国へ。まず驚いたのは夢の国が「2021年3月末時点において正社員約5400名に対して、準社員は約15800 名、じつに全体の約75%を占めている。」という現実である。夢の国のバイトさんはキャストと呼ばれるのだ。初めて聞いたときはびっくりしたが。本書は夢の国の実情を裏と表を「ざわざわ」と描いている。ゴミ一つ落ちてなくて時計がない夢の国の。読後、また夢の国に遊びに行きたくなった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items