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大量死と探偵小説 星海社新書

笠井潔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065373798
ISBN 10 : 4065373794
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

今もなおミステリ評論シーンを強力に牽引し続ける「大量死理論」。笠井潔の打ち立てた永遠の金字塔的理論群を今ここに一冊に集成!

【著者紹介】
笠井潔 : 小説家・評論家。1948年、東京生まれ。1979年、『バイバイ、エンジェル』でデビュー。98年編著『本格ミステリの現在』(国書刊行会)で第51回日本推理作家協会賞評論その他の部門を受賞。2003年『オイディプス症候群』(光文社)と『探偵小説論序説』(光文社)で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ハスゴン

    戦争とミステリを絡んで論ずるのは斬新な設定でした。

  • おおかみ

    特定のクラスタにとってはすでに懐かしさすら感じる大量死理論である。令和の時代に何を語るのかと期待してしまうが、(若干の加筆はあるものの)過去の論集からの再録であり、決して大震災や新型コロナ禍を反映しているわけではない。最も新しい文章でも2005年に発表されたものである。とはいえ、ミステリ小説史の視点から戦争がもたらすものを検証するおそらく唯一無二の考察であることは揺るぎなく、戦後80年に再読することの意義は大いにある。阿津川辰海あたりが後を継ぐのだろうか。

  • 風鈴

    笠井潔さんらしく思想哲学と探偵小説を論じていて、勉強になりました。ヴァン・ダインの人気が落ちてるのも気掛かりですけど。また再読したいです。エラリー・クイーンの九尾の猫、アガサ・クリスティも、ディクスン・カーも何作か読みたいなぁ。

  • Go Extreme

    大量死=大量生という一般論 完璧に理性的な狂気 19世紀的な精神の崩壊 工業廃棄物のような死骸の山 ロスト・ジェネレーション 20世紀的な倒錯性 余分な死体が転がっているだけでは誰も罪に問われぬ 20世紀的な無意味 世界戦争・ノアの洪水 敗戦後の日本 巨大な檻・密室 戦中が密室だったという精神的な倒錯 刺青は死ぬまで消せないはずの刺青が消える 人間がたんなる図形に還元される 全員が平等に20世紀的に無意味な屍体 大衆 人形と化した人間 機能する時代 レーニンが予言・世界戦争と世界革命の時代 新本格の台頭

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