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サマ-・アポカリプス ロシュフォ-ル家殺人事件

笠井潔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488415020
ISBN 10 : 4488415024
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1996
Japan

Content Description

灼熱の太陽に疲弊したパリで見えざる敵に狙撃されたカケルを気遣い、南仏へ同行したナディアは、友人の一家を襲う事件を目の当たりにする。中世異端カタリ派の聖地を舞台に、ヨハネ黙示録を主題とする殺人が四度繰り返され……。二度殺された屍体、見立て、古城の密室、秘宝伝説等、こたえられない意匠に溢れる、矢吹駆シリーズ第二弾。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • toshi

    1981年の矢吹駆シリーズ第2作。以前読んだ「道-ジェルソミーナ」が面白かったので、この長篇を手に取りました。タイトルのアポカリプスとは、黙示録の意味です。舞台は南フランス。ある屋敷を皮切りに、ヨハネ黙示録を見立てた連続殺人が発生してしまいます。果たしてこの凶行を止めることが出来るのか、そして犯人は?これは綾辻行人氏が世に出る前の作品ですが、バリバリの超本格ミステリーとなっており、その理詰めの論理展開に思わず感嘆してしまいました。ラストは大団円とまでは行きませんが、余韻を残した終わりかたとなっております。

  • セウテス

    矢吹駆シリーズ第2弾。中世異端カタリ派の聖地を舞台に、ヨハネ黙示録の見立て殺人、古城の密室、隠された秘宝とミステリーには最高の設定です。パリにて駆とナディアが狙撃される展開から、遺体は何故二度も殺されたのか、密室の側で死んでいた馬の謎と、推理する上では興味在る流れです。このシリーズは本格推理と思想対決を、融合させた物語が特徴なのですが説明が長すぎます。思想の二者択一的な考えも理解しずらい、トリックやその真相のあばき方など、シンプルなミステリーの方が楽しめたと思う。前作の説明が在る事も問題かなと思います。

  • ALATA

    矢吹駆シリーズ、2作目。南仏にカタリ派遺跡発掘調査に赴いたカケルとナディア。友人のジゼルの元に「カタリ派の秘宝を狙うものは呪いがかかる」と脅迫状が届いく。 本作も女教師シモーヌとの思想対決に難儀するも、‘ヨハネ黙示録の見立て殺人,‘異端キリスト教の秘宝伝説,など大好物の謎解きにワクワクします。★5※前作続き、非常に読みにくい。でも「早くね、カケル!」ゆっくり走り出した自転車に飛び乗るナディアの姿に少し救われた感。

  • koma-inu

    矢吹駆シリーズ2弾。今作も哲学思想を持ち込んだ濃厚ミステリ。撲殺+射殺で2度殺された密室内の死体、見立て殺人など、楽しい要素は盛りだくさん。前作以上にムズカシイ話が多く、ヨハネ黙示録に関して展開されるが、ううむ、なかなか理解進まずでした、ごめんなさい。理解できずとも、終盤のトリック解明、犯人の壮大な思考は楽しめました。解決編、こう来るとは予想せず・・矢吹駆は名探偵なのか、審判者なのか。ナディアの事を無視するのはひどいもんです😅大ボスの影も出て、いつか絡むのでしょうか。

  • おりん

    バイバイ、エンジェルの続編。良作。先にバイバイ、エンジェルを読んでから本書を読むことをお勧めする。でないと話について行きづらい部分がある。キリスト教から派生し、中世ヨーロッパで弾圧されて姿を消したカタリ派の人々が隠したとされる秘宝と、連続殺人を絡めた本格ミステリ。カタリ派についての記述が濃く、中世ヨーロッパ史が好きな人にはより深くこの作品を楽しめると思う。僕にはちょっとついていくのが大変だったが、それでも面白かったのでミステリが好きなら退屈はしないだろう。

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