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インドの食卓 そこに「カレー」はない ハヤカワ新書

笠井亮平

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400160
ISBN 10 : 4153400165
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバール」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する

【著者紹介】
笠井亮平 : 1976年、愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。専門は日印関係史、南アジアの国際関係、インド・パキスタンの政治。在インド、中国、パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務した経験を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    インド料理がカレーだけのはずはないが、北インドを旅行した際に出た食事はカレー味ばかりだった。インドカレーを取り上げた本は珍しくないが、その他の食材や料理の解説書はまずない。そんな日本人には未知の、世界最大の人口と多彩な風土を擁する国の料理をコンパクトに紹介してくれる。よく行く東京のインド料理店ではベジとノンベジを厳格に分けていないが、宗教が生活に深く根付いているインド人には最も重要だと再認識した。ビリヤニや中華系の料理など、まだ知られざる数々の料理はぜひ食べたいものばかりだ。今度、西葛西へ行ってみようか。

  • アキ

    カレー好きにはたまらない新書でした。そもそもカレーとはポルトガル人が多種類のスパイスを用いたインドの煮込み料理をそう呼んだことが始まり。インドを植民地としたイギリス人はカレーをライスとセットで食べるものとしたが、これは南インドが米食だったことと関連しているらしい。そしてカレー粉がイギリスで大ヒットし、明治時代にイギリス海軍を通じて日本に伝わった。インドではインダス文明の頃からスパイス料理は食されて来た。そのインドにココイチが進出した。人気メニューがチキンカツなのはインドの牛肉回避文化が関係しているのです。

  • はっせー

    インド料理が好きな人にとってはうってつけの本だろう。インド料理の歴史から食べ物についての思索やインドにあるインド中華料理など。お腹が空いてたまらない!インドは海外からの進行を受け続けた歴史がある。そのため多種多様な食文化がある。それに加えてグローバル化によってより細分化されたと思う。ラッシーと飲むヨーグルトとの違いなど勉強になった!

  • さつき

    インドの食文化の歴史や、日本でのインド料理の普及など様々な面から語られていて興味深い。食べてみたい未知の料理がたくさん登場しました。

  • yyrn

    「日本に来て初めてチキンカレーを食べたインド人がいる」とは見事な惹句で気になって読まざるを得ないw。また「インドにカレーという料理はない」という投げかけにも、なぜ?と気になり、出張の移動中に読んだが、眠気も起きず楽しく読めた。▼胃腸が丈夫なら、この本で紹介しているバターチキンや炊込ご飯のビリヤニ、甘いグジャラート料理、南インドのミールスやワダも食べてみたいが、続けたら3日で腹を壊しそうw。▼著者は元大使館員で、インドやパキスタン、中国に駐在した体験を通して、広大なインド各地の特徴や宗教(ヒンドゥー教80⇒

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