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母の発達・アケボノノ帯 岩波現代文庫

笙野頼子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023515
ISBN 10 : 4006023510
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan

Content Description

「私は、再編成をしとるのやな。世間が母やという偽の母をやっつける、正義の味方みたようなおかあさんになるためにな」母は縮んで殺されて、五十音に分裂して再生した。母性神話という着ぐるみを脱いで喰らってウンコにした宇宙一の悪母、一読必笑、悩みも吹っ飛ぶ最強のおかあさん小説が二一世紀に再来する。幻の怪作「アケボノノ帯」、自著解題「原始、お母さんは小さかった」を収録。

【著者紹介】
笙野頼子 : 1956年、三重県生。立命館大学法学部卒業。81年「極楽」で群像新人文学賞、91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、『タイムスリップ・コンビナート』で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー賞、05年『金比羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。2011年より5年間立教大学大学院文学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 圧巻兵衛

    三重県人は頭がいかれている。でも楽しく読めた。いや、だから楽しく読めたのか。

  • ライム

    河出文庫版で以前読んでたが、その破壊力をもう一度確かめたくて。時々眠りそうになるが、やっぱり凄い…目に飛び込んでくる言葉の意外性と、話の強引な滅茶苦茶さが、いっそ清々しい。幼児の落書きを、不完全なAIが文章化して神話の形に整えたような感じか。強迫観念や抑圧など蹴っ飛ばせ、藻の母は金魚臭い水の中でゆーらゆーら。そして疲れてきた頭に、無数の小さい生き物が万華鏡の綺麗さ(と気色悪さ)でくるくる回る映像が映し出される…こんな刺戟的な読書もあるんだね。

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