Books

未闘病記 膠原病, 「混合性結合組織病」の 岩波現代文庫

笙野頼子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006023546
ISBN 10 : 4006023545
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

「首から熱と痛みが湧き全身を拘束する。ていうか痛みが首を絞り上げるよう。(略)両肋に何か鉄の布が置かれたように苦しいのだ。「これ破傷風ってやつ?違う!死ぬの?いやいやなかなか!」」。芥川賞作家が十代から苦しんだ痛みと消耗、それは十万人に数人の難病「混合性結合組織病」だった。突然襲ってきた劇症、病と「同行二人」の半生を書き切って大きな反響を呼んだ野間文芸賞受賞作。日本慢性看護学会講演録「膠原病を生き抜こう」を収録。

目次 : 未闘病記 膠原病、「混合性結合組織病」の/ 日本慢性看護学会講演録 膠原病を生き抜こう―生涯の敵とともに

【著者紹介】
笙野頼子 : 1956年、三重県生。立命館大学法学部卒業。81年「極楽」で群像新人文学賞、91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、『タイムスリップ・コンビナート』で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー賞、05年『金比羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。2011年より5年間立教大学大学院文学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やいっち

    読むのが辛くなる小説。究極の私小説。嘗ては結核小説が多かったが、現代は膠原病など免疫疾患の闘病が浮上してきた。文学(小説)化するのは難しかっただろうとは、ど素人の吾輩も想像される。名作とはいいたくないが、瞠目すべき作品だろう。

  • 夏しい子

    笙野頼子さんの本はこれが初読み。なので、今まで読まずに持っていたイメージが全然違った。 口語文で書かれているが、かなりぐだけた語りになっている。 そしてとても痛かったり辛そうなのに、そんな自分の身体を『日常』として受けいてれいるのが凄いなと感じた。 しかもそれを一人で暮らしているのに、そのことに対する不安が全く感じられなくて、一人暮らしに慣れているからと言っちゃえばそれまでなんだけど、一人の責任と強さも合わせて感じた一冊だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items