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ISBN 10 : 4903127273
Content Description
不妊治療は、昔と比べ、受診への敷居は低くなりました。とはいえ、治療を実際に始めるとなると、ほとんどの人は、戸惑い、不安、焦りなどの、重い感情を経験します。このような感情は、不妊治療が普及していったこの20年間で、どのように変化していったのでしょうか。この本は、当事者へのインタビュー調査をもとに、日本の家族形成、労働環境、インターネット、公的支援などを視野に入れ、医療の素人である当事者が編み出す、不妊治療への対処法を明らかにしています。
目次 : 第1章 不妊治療への躊躇い/ 第2章 二〇〇〇年代初期と二〇一〇年代初期の日本と不妊治療/ 第3章 二〇〇〇年代初期の不妊治療と躊躇/ 第4章 二〇一〇年代初期の当事者の意識―アンケート調査から/ 第5章 二〇一〇年代初期の不妊治療と躊躇―インタビュー調査から/ 第6章 躊躇を克服する知恵と技術/ 第7章 躊躇に関与する文化社会的要因/ 第8章 躊躇をめぐる社会的統制/ 終章 これからの不妊治療と社会
【著者紹介】
竹田恵子 : 1967年大阪府生まれ。博士(人間科学、大阪大学)。現在は、大阪大学人間科学研究科招聘研究員。専門は医療社会学、臨床社会学。インタビュー調査を用いた質的研究を中心に行なう。1990年から臨床検査技師として働くも、医療にかかわる問題に関心を持ち、1996年に放送大学へ入学。その後、奈良女子大学へ編入学する。臨床検査技師と学生の二足のわらじを履きながら、当事者(患者)として、不妊治療にも挑戦した経験がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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