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菅原伝授手習鑑

竹田出雲(2代目)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591099537
ISBN 10 : 4591099539
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

学問の神さま・菅原道真が、悪魔のような藤原時平に騙されて、怒った末に雷となって復讐する…。様々な人間たちが活躍する面白い物語。歌舞伎の名作を艶やかな絵で楽しめる、歌舞伎絵本シリーズ第3弾。

【著者紹介】
橋本治 : 1948年、東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業。77年、『桃尻娘』で講談社小説現代新人賞佳作。小説、評論、古典の現代語訳、エッセイなど多彩に執筆活動中

岡田嘉夫 : 兵庫県生まれ。あでやかな色づかいと繊細な線で、一般文芸書の挿し絵、装画など幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ナイスネイチャ

    図書館本。相変わらず色彩豊かに描かれていましたが、文章とあってない。しかも今回いくら子供向けとはいえ、文章として成り立っていないところが気になってしまいました。絵は綺麗なんだけどなぁ。

  • 万葉語り

    菅原道真を妬む藤原時平の欲に巻き込まれてしまった、梅王丸松王丸桜丸の三つ子の悲劇。奥義を伝授された武部源蔵の役どころも辛い。天神様は雷になれるのなら、もっと早く登場してくれれば幼い子供も死ななくてよかったのにと、詮無いことを思った。2018-56

  • ほりん

    歌舞伎絵巻シリーズ3巻。菅原道真が無実の罪で九州に左遷され、雷神=天神になるまでの物語。序で、中国の故事を引いて「植物には人と同じような心を宿す、ふしぎな性質がある」と言い、道真の歌「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 主人なしとて 春な忘れそ」を紹介している。このシリーズに慣れてきたのか、今までの巻より読みやすく感じた。この演目で有名なのは「寺子屋」の場面。歌舞伎ならではの設定で、松王丸を演じる役者のセリフ回しなど、見どころ聞かせどころが多い。逆に他の場面はほとんど知らなかったので、勉強になった。

  • たま

    大島真寿美の『渦』、宇佐見りんの『かか』、石牟礼道子の『椿の海の記』など語りのパワーに感心して、今さらながら浄瑠璃を読もうと思い立ちこの本を見つけました。見開き2頁に各場を収め、簡潔な説明、印象的な挿絵で菅原伝授手習鑑の全体をすっきり把握できます。それにしてもこの台本、親王と姫の恋愛、道真の伯母(郡司夫人)覚寿の大立ち回り、農村ののどかな古希祝い、舎人が忠義のため子供を身代わりにする悲劇、道真が雷になって悪人と対決するSFファンタジー等々、どこを取っても面白いけれど、よくまあ盛り込んだものだと思います。

  • 浄瑠璃版を三浦しをん訳で読んだ時は混みいったお話のように思えたけれど、絵本の体裁に収めた本書はすっきりしていて読みやすい。梅松桜に燕が舞い乱れる画面は常と変わらぬ華やかさだが、その中にあって園生の前や覚寿のきりりとした装束が目に鮮やか。お話の方でも薙刀を構える八重の勇ましさ、小太郎を送り出す千代の痛ましさなど、女人の姿にばかり気を取られる読書だった。白地に菜の花が和やかな一連の画は、白太夫の元で過ごせば平凡な農夫となっていたかもしれない三つ子たちの、運命の皮肉を見せつけられるようで切なく心を打った。

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