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世界を動かす海賊 ちくま新書

竹田いさみ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480067180
ISBN 10 : 4480067183
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

海賊事件は遠いアフリカだけの出来事ではない。アフリカ大陸はいま資源開発で活況を呈している。資源のほとんどすべてを海外に頼る日本にとって死活問題である。海賊の出没ポイントはソマリアに限らず、重要な航路や地政学でいうチョークポイントに集中する。公海だけでなく国境をまたぐ彼らの取り締まりは一国では対処できないため、国際連携が進められている。海賊問題は、資源開発や援助、国際犯罪の取り締まりと複雑に絡み合って進行している。

目次 : 序章 海は日本の生命線(日本のエアラインと国際シッピング/ 生命線としての国際シッピング ほか)/ 第1章 危険な海(日本にとっての“危険な海”/ 公船と民間商船、海上という用語 ほか)/ 第2章 海賊の実態とその正体(海賊の手口/ 海賊の装備 ほか)/ 第3章 国益のための海賊対策(国際社会の対応/ 日本の海賊対策 ほか)

【著者紹介】
竹田いさみ : 1952年東京生まれ。現在、獨協大学外国語学部教授。上智大学大学院国際関係論専攻修了。シドニー大学・ロンドン大学留学。国際政治史で博士号。専攻は国際政治。著書に『世界史をつくった海賊』(ちくま新書、国際理解促進図書優秀賞)、『移民・難民・援助の政治学』(勁草書房、アジア太平洋賞特別賞受賞)など多数。海洋安全保障、海賊の世界史等では第一人者。海上保安庁政策アドバイザー、防衛省新防衛政策懇談会委員を歴任。衆議院「海賊対処・国際テロ防止特別委員会」にて参考人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mitei

    ONE PIECEを読み始めたいきおいで読んでみたが、現実の海賊は非常にビジネスライクな印象をうけた。後書きの著者の取材方法に興味がある。

  • 春ドーナツ

    「アフリカの角」で暗躍する海賊の誕生秘話(のようなもの)を状況証拠を丹念に積み重ねて推理されていく様は大変説得力がありました。密輸シンジケートの一翼を担う裏ビジネスかも知れないのです。彼らはAK-47やRPG-7等の銃火器を使って襲って来ます。迎え撃つ民間船は時速30kmの高速ジグザグ運航で、的を絞らせないようにしてひたすら逃げるのです(波上の場合、陸上における猛スピードに相当)。本書を通じ日本の屋台骨を支えているのは、民間商船に従事される皆さんであることを知りました。深く敬意を払います。平和的解決希求。

  • とある本棚

    全く馴染みのないトピックであったが、面白く読めた。海賊について体系だって説明されているわけでなく、あくまで主要トピックを広く浅く説明する概説書。アラビア半島やソマリアの海賊は日本の貿易上大きな脅威であり、海運業者が常に海賊に襲われるかもしれないリスクに晒されている。国際協力として日本が途上国のコーストガードの能力開発を行っていることも言及されており、そうした取り組みを加速させていくことの必要性を感じた。

  • 犬養三千代

    海賊。 🇩🇯、🇸🇴、🇾🇪、🇴🇲、🇮🇷、🇵🇰の海に出没する厄介なグループ。貧困がおおもとの原因らしい。使う船も木造からトロール船、グラスファイバーの小型船を使って襲う。100億円もの収入。ソマリランドの部族で他の部族とは合流はない。その奪った資金もロンドンで洗浄される。、、ふーん。日本の海保も活躍中。。、襲われても商船三井なんかは保険で補填されるんだろうな。重油流失も下請け??の会社に押しつけそうだし。

  • mushoku2006

    海賊と聞くと、牧歌的なイメージが少しあるけど、 そんな生易しいものじゃないですね、 現代の海賊は。 母船が1隻に小型ボートが2隻と言うのが、基本。 中国の模造品のカラシニコフAK37とRPG-7携行型ロケット砲で武装していて、 GPSと衛星電話を持っている。 身代金の受け取りもシステム化されていて、 年間1億ドルにもなる。 日本から自衛隊や海上保安庁も出ていて、 多国間協力によるムチはできてきた。 後は、著者が主張されているような、 雇用対策(アメ)が必要なんでしょうね。

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