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1997年-世界を変えた金融危機

竹森俊平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022731746
ISBN 10 : 4022731745
Format
Books
Release Date
October/2007
Japan

Content Description

アジア通貨危機が世界を襲い、日本の大手金融機関が次々と倒れた1997年。未曾有の金融危機はなぜ起きたのか。気鋭の国際経済学者が1997年の動きを検証し、次なる「危機」への処方箋を探る。

【著者紹介】
竹森俊平 : 慶應義塾大学経済学部教授。1956年東京生まれ。81年慶應義塾大学経済学部卒業、86年同大学院経済学研究科修了。同大学経済学部助手、89年、米国ロチェスター大学経済学博士。主な著書に、『世界経済の謎』『経済論戦は甦る』(第4回読売・吉野作造賞(2003年))などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    竹森先生の世界経済論の本は非常にわかりやすく、あまり多く書かれていないのですがほとんど読んでいます。最近はあまり書かれていないようなのですがこれは2007年に10年前のことを書かれたものです。第2章御フランク・ナイトの不確実性という副題で書かれているところが参考になりました。

  • 佐島楓

    いわばグローバル経済の最初の衝撃であったアジア通貨危機。日本の金融危機との関連性を見、この段階で何等かの手が打てていれば平成不況もこれほど長引かなかったのでは・・・との思いを新たにした。「歴史は繰り返す」という終章の題は形を変えつつもその通りになってしまっている。

  • 富士さん

    1997年の危機以降、日本の実質賃金は下がり続けています。個人のバブル崩壊は1991年ではなくて1997年なのではという思いがあり、ズバリの題名に惹かれて手に取りました。直接賃金の話はないですが、この時代以降、流動性を選好する傾向が強くなったという指摘に惹かれました。人への投資は流動性の低い投資の最たるものだと思います。人材として資産を保持するなんて「もったいない」、どんなに儲かってもより現金化しやすいもので蓄えたほうがよい。そんな心性が以降日本に根付いていたとしたら、確かに給料は増えないよなと思います。

  • KJ

    経済の歴史を振り返る時、危機の代名詞の様に語られるのが「1997年」という年だ。この年を契機に人々の心理が大きく転換する。危機に瀕すると、人は非常に保守的になり、より安全なものを求める。金を使う事より守る事を優先し、結果経済はさらに萎縮していく。まさにマインドによって経済はうねる。だからこそ政府の役割が重要になる。世間が引いている時には出て、出ている時には引く。冷静に状況を見極め、果敢に行動を起こす事が必要だろう。経済は「不確実性」に満ちている。不確実なものに対してどう振る舞うかが、その後の結果を決める。

  • shusseuo

    再読。以前読んだのはリーマンショック後の不況の頃で、当時の世論はグリーンスパン批判が多かったように記憶していますが、今、日銀にせよECBにせよその金融政策の考え方はFRBに寄せてきているのではないでしょうか。非伝統的な政策ほど効能が見通せない分「真の不確実性」が大きくなり、それがパカッと口を開けた時のインパクトは計り知れないものになるのでしょう。終章で紹介された「バブルは起きるし人間はそれに学ばない」との言葉通りアジア通貨危機やサブプライム危機とは別の形で次の危機はいずれ来るのだろうなと。

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