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石井桃子 子どもたちに本を読む喜びを 伝記を読もう

竹内美紀

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784251046130
ISBN 10 : 4251046137
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

子どもたちに、本を読む喜びをあたえるために努力しつづけた。翻訳家として、作家として、編集者として、いつも本に向き合う人生。

目次 : 1 記憶力ばつぐんの子ども/ 2 英語を学び「プー」に出会う/ 3 戦争中にも負けずに作った子どもの本/ 4 「ノンちゃん」と牧場経営/ 5 「岩波少年文庫」と絵本のシリーズ/ 6 あこがれの海外留学/ 7 子どもの図書館を作る/ 8 よい子どもの本を探して/ 9 名訳者のわけ/ 10 子ども時代に返る

【著者紹介】
竹内美紀 : 同志社大学法学部、松下政経塾、フェリス女学院大学大学院卒。博士(文学)。東洋大学文学部国際文化コミュニケーション学科准教授。2014年、『石井桃子の翻訳はなぜ子どもをひきつけるのか』(ミネルヴァ書房)で日本児童文学学会日本児童文学学会奨励賞を受賞したほか、石井桃子の翻訳研究についての論文が多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chiaki

    日本という当時ある意味閉ざされた国で児童文学の先駆者として走り続けてきた彼女の人生は才に恵まれながらも、決して順風満帆ではなかった。それでも、子どもたちへ本の楽しさや、読む喜びを与え、子どもたちが本と出会うために、謙虚にひたむきに、努力と情熱を注ぎ続けてきたその姿勢に心打たれました。人生の転機にも驚きでした。まさか犬養毅との交流があったとは!『ドリトル先生』の名付け親の件も初耳でびっくり!"子どものころに読んだいい本は、長い時間をかけて、ひとりひとりよ心の中に地下水のようにしみていくのでしょう。"

  • しげ

    翻訳や出版、図書館(家庭文庫)の運営などを通して、子どもの本に尽力された方だというのは知っていましたが、菊池寛、井伏鱒二、犬養毅とも深い関わりがあったとは。驚きました。戦時中、世の中の動きに疑問を持ちながら、子どもたちへ良質な本を手渡すことを第一に考え、行動を起こしていた「大人たち」がいたことに、感動をおぼえました。

  • ツキノ

    (E-389)日本の児童文学と図書館発展を語るのに外せない石井桃子さんの伝記。子ども用に書かれているけれど大人も読みたい。とりわけ子どもと図書館に関わる人の必読書。評伝「ひみつの王国」を凝縮したような素晴らしい出来。巻末の資料も充実。何かに行き詰った時にはこの本を開きたい。

  • ララ

    この伝記シリーズ、読みやすい!桃子は日本の児童文学の開拓者。犬養毅との交流や、酪農をしていたことなど知らないことがたくさんありました。晩年の言葉「あなたをささえるのは、子ども時代のあなたです」。あとを託された松岡享子さんは、桃子の功績を「地下水」と讃えた。子供のころに読んだいい本は、長い時間をかけて一人ひとりの心の中に地下水のようにしみていく。本は、心の栄養となり、子どもたちの胸の奥底にしみこみ、何十年か経った後に、極上の地下水としてわき出す。表面からは見えなくても、美しい水は絶えることなく流れている。

  • Mipyu

    戦時中、衣食住もままならない時代に新しい子供の本作りに奮闘した人がいたことを知りました。本を手にした当時の子供たちにとって、大きな喜び、希望となったにちがいない。子供の頃、心に残る本に出会えたなら、どんなに幸せなことだろう。たくさんの子どもたちに本との素敵な出会いがありますように祈ります。本は一生の友達、大人になって友達になる本もある、と石井さんはおっしゃってました。

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