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高校数学でわかるボルツマンの原理 熱力学と統計力学を理解しよう

竹内淳

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062576208
ISBN 10 : 4062576201
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2008
Japan

Content Description

定義は簡単だけれど、もうひとつよくわからないエントロピー。統計力学からエントロピーを導いたボルツマンの原理。どことなく違和感を感じていた熱力学と統計力学を、納得して理解できるように解説する。

【著者紹介】
竹内淳 : 1960年徳島県生まれ。1985年大阪大学基礎工学研究科博士前期課程修了。理学博士。富士通研究所研究員、マックスプランク固体研究所客員研究員などを経て、1997年、早稲田大学理工学部助教授、2002年より教授。専門は、半導体物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nbhd

    この本を読んでようやく「熱力学の目的」がわかった。本によると、その目的は「炭鉱の地下深くから、坑道にたまった地下水を汲み上げること」だ。それは大変な重労働なので、人力だとマジでキツい。だったら工学機械にやらせようと、蒸気機関を発明したのがニューコメンさん。水から蒸気への体積変化は約1700倍だから、この時の爆発的圧力を使わない手はない。機械の操作は面倒くさいけど、人力で持ち上げるよりマシ。と、こうして産業革命が加速していく。このエピソードを読んだら、熱力学を勉強するモチベが飛躍的に高まった。大収穫!

  • nbhd

    マイヤーの関係式やポアソンの法則を導出する数式をコツコツと書いたり、カルノーサイクルを描いたりしながら再読した。@あいかわらず、対数logとかeが苦手だ。Aあと、「可逆」とか「不可逆」が、いまいちつかめない。たとえば、摩擦熱は不可逆過程だという。自転車のブレーキが発する熱を、ブレーキに戻すことは出来ない。B熱力学の次の段階に「統計力学」というのがあり、そこではエントロピー増大の法則が別の表現をされる。⇒「ある系が【場合の数が多い状態】に向かって変化していく」。かっこいい。

  • まえぞう

    再読。本題のボルツマンの原理は駆け足で、数式の理解が難しいですが、それ以外は煩雑とはいえ、ついていける内容だと思います。それにしても熱力学のエントロピーが統計力学の場合の数(の対数)とボルツマン定数を通じて直接結ばれているという結論はやっぱり驚きです。

  • まえぞう

    熱力学から統計力学、最後は両者をつなぐボルツマンの原理にすすみます。はじめはお話しですが、段々と数式が多くなりますので、後ろへ行くほど時間をかけて読む必要がありますね。

  • オザマチ

    物性論に出てきたフェルミエネルギーの意味がようやく分かった。

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