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ことばが劈かれるとき

竹内敏晴

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480021786
ISBN 10 : 4480021787
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1988
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おたま

    竹内敏晴のレッスンには一度だけ参加したことがある。それはからだほぐしであったり、語り掛けであったり、からだとことばが一体のものであり、それが総体として他者に働きかけていくことを感じさせてくれた。そう、ことばはからだの行動の一部であり、他者への働きかけの一部である。また、ことばがうまく他者に伝わらないとき、からだのどこかに歪みが生じていたり、無理をしていたりする。からだをゆるめて解放したときに、ことばも解放され、行動も解放される。そうした一貫した事態をこの本は具体に則して知らせてくれる。

  • kawa

    演技レッスンを「うまい芝居の技術」目的とするのではなく「見知らぬ自分に合うこと」と意味付けする。そしてその関心は「人と人とが声やことばを本当には交わ合せるには」と言う問題に展開。演劇だけでなく、教育現場におけるコミュニュケ―ション手法までをカバーする「竹内レッスン」として発展させた演出家の筆者の自伝的著作。一読で理解できるほど簡単ではないが、「人のからだの感じを自分のからだのことのように感じる力に長けていたという」(ウィキ)著者の、自己・他者の関係性の見方が興味深い。鴻上 尚史氏の著書で本書を知る。

  • ちくわ

    耳の疾患のせいで物心ついてから言葉を苦しんで身につけた筆者だからこそ語れる、言語表現のメカニズムは非常に興味深いです。スラスラ話すことが重要視される今こそ、湧き出てくるけどうまく語れない部分を、聞く・話ことを大切にしたいです。(☆4)

  • ネムル

    ここ数ヵ月難聴に悩まされているもので、そこから脱するヒントでもなかろうかとあさはかな考えから読み始めたが、それはそれとて非常に面白い。メルロ・ポンティの思想と自身の障害経験を基に、野口体操から平田オリザや、はたまた諏訪哲史などに至るような身体論・コミュニケーション論・教育論・話し言葉としての日本語論など射程の広い本である。特に心身二元論を越えたところで、身の歪みが如何にことばに影響を与えるかなど、具体性に富んでいる。耳を不自由にした代わりに、目や身のあり方が劈かれるような経験をしたのだろうか。

  • SGM

    ★☆☆文章がきめ細やかな感じがして、自叙伝+哲学書を読んでいるよう。たしかになんとなく面白いのだけど、意味がよく理解できなかった。

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