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世界の土偶を読む

竹倉史人

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794974501
ISBN 10 : 4794974507
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

前著『土偶を読む』で検証されたのは「土偶は植物をかたどった精霊像である」というシナリオ。奇妙に見えた土偶の形態は、そのモチーフが当時の食料資源であると考えることで解読可能なものとなった。しかし、大きな謎はまだ残されていた。古代フィギュアは世界中で発見されており、しかもその正体はいまだ解明されていないのだ。本書は縄文土偶の解読方法を世界の土偶に応用し、1万2千年前に出現する不思議な姿の「新石器時代フィギュア」、そして3万年前に謎の捕縛された姿で作られた「旧石器時代フィギュア」の正体に迫る。人類史における最大の難問が、いまリベラルアーツの新しい光に照らされる―。

目次 : 序章 人類史をたどる神話の旅/ 第1章 人体を獲得する植物たち/ 第2章 メタ・ヒューマンの世界 アニミズムあるいは宇宙を構成する《人間》/ 第3章 種子を妊娠する「炭水化物の精霊」たち/ 第4章 土偶を読むとは? パースの記号論から土偶解読の方法を定式化する/ 第5章 新石器時代フィギュアの解読/ 第6章 旧石器時代フィギュアの解読/ 付録1 縄文時代の注目すべき土偶たち/ 付録2 「土偶研究」の研究―日本の土偶研究史と未来の展望

【著者紹介】
竹倉史人 : 人類学者。独立研究者として講演や執筆活動などを行う。武蔵野大学客員教授。武蔵野美術大学映像学科を中退後、東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。2019年、東京工業大学(現・東京科学大学)大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程満期退学。人類の普遍的心性を探求すべく世界各地の神話や儀礼を渉猟する過程で、縄文土偶の研究に着手することになった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    「土偶を読む」で展開された説は、我輩も読んで十分説得力のある説だと感じた。が、「前著『土偶を読む』で明らかになったのは、「土偶とは、植物精霊像であり、特に炭水化物の精霊像である」ということ。しかし、大きな謎がまだ残っていた。」というのだ。

  • くらーく

    全く無知で恥ずかしいのですが、土偶って世界にあったのかと。日本の土偶についての記述は付録にあって、著者の前著を読みたくなったわ。 キャラ化と言うのは、言われてみれば、そう見えるところも面白いね。今から1万年前の人間になってみて、何をするかか。そう言えば、Youtubeにそんな事をしている人がいたな。久しぶりに、見たくなってきた。

  • horada

    *

  • Geezer

    前作「土偶を読む」に続き大変興味深く読めました。

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