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聖母マリア 〈異端〉から〈女王〉へ

竹下節子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062581370
ISBN 10 : 406258137X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1998
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希

    父・子・聖霊の三位一体からもわかる「父」を象徴する宗教としての信仰に排除された「女性性」を見つめることでマリアを考えていきます。歴史的背景から踏み込むマリア像とも言えるでしょう。本来の父性宗教で会ったキリスト教にマリア信仰が生まれていった経緯を知ることができました。母なるものに聖性を見出す傾向のある昔ながらの風習がキリスト教に絡み、聖母マリアの存在が認められていったように思えます。その意味では元来のキリスト教は極めてプロテスタント的だったという見方もできるかもしれません。

  • 崩紫サロメ

    著者の専門は比較文学及びカトリック史のため、最初の章でカトリック・正教会・イスラームにおけるマリアの位置づけは紹介しつつも、カトリック地域において、人々がマリアをどのように信仰し、どんな思いを託しているのか、という話が中心となる。例えばマリアの御出現というのが20世紀前半のカトリック教会においては異教・フォークロア的なものとして排除されるようになったが、1970年にそれが解除され、メジェゴリエのマリア(1981年)のように「奇跡」は続いている。

  • Nabe

    大学の課題用に読破。マリアとは。そしてマリア信仰とは。

  • 戸塚こだま

    幼児退行がどうのと言い出す下りが時々あって、そこは読みづらい

  • aki

    個人的な意見。キリスト教は一神教といわれているが、実際は神、聖霊、イエス、マリアの四神教ではあるまいか。しかもマリアはイエスや神より、ずっと自分たちに近く(聖霊は、なんやわからんので、単独で祈りの対象となることは少ない)、何か問題・課題を抱えていて神に頼みたいことがあったら、とりあえずマリアに祈るよね。ともかく頼みやすい。やっぱ男性神は怖い存在で、気軽に、あれこれ頼めない。その点、マリアは多少のわがままは許してくれる感じ。ただ、聖母なのに、キリスト教関係者がマリアの処女性にこだわるのは、どうしてだろうね。

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